内容説明
今、「世界の秘境」で何が起こっているのかに迫ったルポルタージュ。中国事情に詳しい著者が、直接足を運び、つぶさに迫った「秘境」の現在と、そこにおける中国資本の現在。変わりゆくものと、残りゆくものに迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miri
64
「地図にない国」という題名なので秘境を想像するが、ガイドブックに紹介のない国という意味のようだ。大きく分け、南太平洋の国家、アジアの国々の紹介であるが、所謂紀行記ではなく、街の様相から経済発展の段階を見てとるといった記され方をしている。ガラパゴス諸島やベトナムについての言及は目を惹くものがあった。全体を通して中国の経済侵略の反中が過ぎるほどの言い回しがあり、著者の思想的背景も分からないので疲労感が増した。2019/12/09
imagine
8
なんともったいないことか!著者はこんなにも多くの国々を、自分が見たい世界を見るために旅してしまっている。どの章にも漲る日本国礼賛と嫌中感情。建物や銅像とは記念撮影しても、現地の人たちと一緒に収まった写真は皆無というスタンスが、全てを物語っている。「やむなく民宿へ」「日本食レストランがあったが、出てきたものは日本食まがいだった」などの記述に至っては、現地を訪れる意味が完全に喪失している。完読を諦めかけたが、居酒屋談義などで似たようなシチュエーションが発生した際の対策として修行と思い目を通した。2019/11/21
Eddie
5
著者はとにかく中国が大嫌いなようで、最初っから最後まで延々中国をけなしまくり。 出てくる国々に対しても上から目線ですし、さすがに後半になるとくどく感じてしまって流し読み。2019/07/30
peko
4
さまざまな小国に行かれているようだが、中国の世界進出批判が目的?そして、対する日本のJICAやODAへの称賛。それ以外、街や人の様子も書かれているが、何を言いたいのかわからない。中国の進出を許す国は貧しいままだと言いたいのか?全ての話がそれのみで途中でギブアップ。内容がひどすぎる!2019/08/19
鈴川愛夏
3
地図にない国を行く/宮崎正弘 #読了 面白いいいい 旅したい国、読みたい本が無限に増える…2023/06/24