電撃文庫 悪役御曹司の勘違い聖者生活５ ～二度目の人生はやりたい放題したいだけなのに～

著者名：木の芽【著者】/へりがる【イラスト】

KADOKAWA（2025/05発売）

• ISBN：9784049163438

内容説明

★コミック３巻発売決定★
　悪徳領主の長男に生まれた俺、オウガ・ヴェレットはワガママ放題の御曹司！　……とは言ってられないのかもしれない。【聖者】の称号は心底どうでもいいが、俺は『彼女たち』を妻として迎える覚悟を決めたのだから。
　フローネの脅威に対抗すべく、鍛錬と義手の改良に励むなか、久しぶりに愛する妹セリシアがヴェレット領に帰ってきた。俺の婚約者たちを紹介するとさっそく『仲を深めている』らしい。家族との穏やかな時間と未来の話に胸をふくらませるが、その平穏をぶち壊すように最強の敵・フローネは現れて――
「私が新たな世界を作り上げる！　戦が絶えない素晴らしい世界を！」
「お前の悪には信念がない。俺の拳で、お前という悪に引導を渡してやる！」
　どんな強敵だろうと、独りよがりの小悪党なんかに負けやしない。俺には愛する人たちと頼れる仲間がいるのだから！　勘違いから始まった悪役御曹司ライフは最終幕《聖者の新たな伝説編》へ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

【聖者】の称号を得てヒロインたちを妻として迎える覚悟を決めたオウガ。そんな彼が最強の敵フローネの王都襲撃計画を知ってそれに対抗すべく準備を進める第5弾。オウガと添い遂げる覚悟を決めたヒロインたちそれぞれの想いと、彼女たちの前に立ちはだかる兄オウガを溺愛する妹のセリシア。一方でヒロインたちと絆を深めたり、ユエリィの義手の改良を進めて、父への挨拶や結婚式の準備も進める中で、フローネが仕掛けてきた分断作戦。彼女の執念は凄まじかったですけど、ヒロインたちに支えられて見事乗り越えたその結末はなかなか良かったですね。

2025/05/10

[真白優樹]

留学から一時帰宅した妹、セリシアが小姑と将来の嫁たちのバトルをしたり、結婚式の準備をしたりする中、フローネとの決着をつける今巻。　―――信念の拳で打ち砕け、執念に縋る信念なき小悪党。　文字通りの最終決戦、小悪党ではあるも強敵ではあるフローネ相手に文字通りの総力戦となる巻であり、己の信念と拳で、幸せな未来への道を切り開く、文字通りの大団円となる巻である。聖者の名を背負い、何故か開かれている国王への道に溜息を吐きつつも。妻たちと子供達と歩いて行く人生はどこまでも幸せであろう。 うん、面白かった。

2025/05/12

[むさ]

完結！面白かった！さすがですオウガ様！ エピローグの話も読めて良かった。 学生時代に出会っていたらオウガ様の信念が人生の指針になってたかも。 オウガ様達の今後にもっともっと幸あれ！

2025/05/20

[水無月冬弥]

完結編　綺麗に終わりました。正直な話、１、２巻ほどのパワーはなかったのですが、終わらせることが大事。お疲れさまでした。

2025/06/01

[中性色]

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2025/05/19