内容説明
「嘘の中に真実を見出すことができるなら、嘘にまみれた人生にだって、いくばくかの救いがあるはずだ」
医学祭準備中、M医科大学フットサル部の立花みきが行方不明に。彼女を探した先輩・真琴が立花家の一室で見つけたのは、みきの遺体と「詐術人間を罰します」のメモ。翌日の学祭では食中毒が発生し、二重の謎が浮上する。
調査を進める中で、みきは真琴に整形して近づいていたことが明らかになる。 なぜみきはそこまでして真琴に近づいたのか――?そして、みきを殺害した犯人とは?
「詐術人間」のメモに隠された切ない真実が明かされる。
目次
1 医学祭
2 誰の包丁?
3 食中毒事件
4 地下室の謎
5 みきの秘密
6 殺害方法
7 交差した過去
8 長い手紙