創元推理文庫<br> 伝説とカフェラテ 傭兵、本屋をたてなおす

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創元推理文庫
伝説とカフェラテ 傭兵、本屋をたてなおす

  • ISBN:9784488559069

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内容説明

戦闘中に功を焦って大怪我をした新米傭兵ヴィヴ。治るまでと傭兵団に置いていかれたマークはやたらと美味しいパンやスコーンを売るベーカリーもある小さな町だった。痛む脚を動かして町を歩いていたヴィヴは、退屈しのぎにいまにも潰れそうな本屋に入ってみた。普段まったく本に縁のないヴィヴだったが、店主の小鼠人が強引に薦める本を読むうちに物語の虜になり、あきらめ顔の店主の尻をたたいて、本屋のたてなおしに着手する。町で知り合った友人たちの協力も得て、たてなおしは順調に進んでいたが……。大人気の『伝説とカフェラテ』前日譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たるき( ´ ▽ ` )ノ

56
うわー、今回も面白かった!!本屋が生まれ変わっていくところなんて、ワクワクして空想が止まらなかった。自分の頭の中でさまざまなシーンを作り上げられるところが読書の醍醐味だよね。もしこれに挿絵があったら、骸骨が山ほど出てきて読み進められなかった気がする…。オークもターペンティもネクロマンサーも、頭の中だけで充分楽しめる♪そしてエピローグの素晴らしさ!更に続編が出てくれたらいいのにな。2025/11/03

sin

50
百合である。オークとドワーフ⋯オニユリだろうか?女傭兵とパン屋の女将の心の通わせ方が初々しい。さて『伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く』の前日譚である。自分たち書痴にとってこの舞台装置は特別である。傷ついて取り残された傭兵が、その地で出会った寂れた本屋で読書にのめり込んでいく「ここではないどこかにいた。」様は、まさに読書の最良の部分を言い表わしているではないか?そして、本屋のたてなおし、思い付きをかたちにして着実に蘇っていく楽しさと、忍び寄るネクロマンサーの脅威と云うスパイス⋯数々の出会いと別れの物語。2025/06/07

雪紫

46
「伝説とカフェラテ」前日談。傭兵時代のヴィヴが怪我で療養。その間読書にハマるのだが・・・。時折挟まれる本の1ページ。ネクロマンサー、ヴィヴの若い恋、殺人と不穏要素を含みながらも基本は前作と同様不思議と本と食べ物が和む世界観。まだ新人で少し荒れ気味な本にのめりこみ、色々参考にしていく光景は他人事じゃありませんな。・・・ラストの今に繫がるエピローグも特に。2025/09/14

ワッピー

31
伝カフェ第二弾。一作目でカフェ開店にこぎ着けた元傭兵のヴィヴの現役時代。ネクロマンサーの「白のヴァリン」を殲滅するミッションの中で単騎突出して右足を負傷し、療養のために港町マークで過ごす羽目に。退屈な中で閑古鳥の鳴く本屋の主人ファーンや、繁盛するパン屋のメアリーと過ごすうちに本にまつわる新しい世界が広がっていく。しかし平穏な日々の中にネクロマンサーの痕跡が現れて…。意外なヴィヴの読書欲、読書会やら地元のエルフ作家のサイン会など本好きの要素や淡い恋愛模様、そして実においしそうな焼き菓子類を堪能しました。2025/12/21

宇宙猫

22
★★★★★ 「伝説とカフェラテ」の前日譚。若気の至りで重傷を負って田舎町に置いていかれたヴィヴ。潰れそうな本屋のラットキンと親しくなり手助けする。戦闘にしか興味の無かったヴィヴが、本や人との交流に関心を持っていくのが良かった。「伝説とカフェラテ」の時点に戻る、エピローグの続きが読みたいな。2025/08/08

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