内容説明
そう遠くない未来、人の想像を遥かに超えて広がる銀河系で……〈前回のあらすじ〉『きゅるきゅる。キャプテン・カイトとその良き相棒エモーションは滅亡しかけの地球を離れ旅に出て、銀河超文明『連邦』と遭遇し、宇宙クラゲに気に入られて地球代表に任命され、結果的に地球人を救うことになりました。なぜそうなるんですか、キャプテン……』
銀河を股にかけるコンビのもとに未開惑星観察用人工天体からの救援要請が届く。「惑星をも喰らう超巨大な宇宙ウナギの進行を阻止してほしい」という内容に困惑する彼らの前に 銀河中の希少生物を保護すると息巻く『公社』が立ちはだかって……未開惑星を守護したい連邦と、どんな犠牲を払ってでも超巨大生物を保護したい公社と、次々と惑星を飲み込んでいく宇宙ウナギ。三者の思惑が渦巻く中、カイトは好奇心の赴くまま宇宙船を躍らせ、ついに誰も予想しなかった作戦を実行する。なぜか海産物っぽい未知との遭遇が続くバディのスペースジャーニー、待望のエピソード2!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
29
二巻目、面白かったです! 珪素生命体という言葉時点で熱い次の新キャラは星を食べる鰻のような生物。宇宙ウナギ(公認)との関わり合い面白く楽しめました。クラゲに続いてお前もか笑 その後の苔さんも中々好きでした。 一つ一つが、読みやすさと軽さを持ちつつ、そういう世界、そういう生物、考えがあっても良いよねのリアリティは失われてないのがこのシリーズの好きなとこですね。 2025/04/11
よっち
23
カイト&エモーションコンビのもとに未開惑星観察用人工天体からの惑星をも喰らう超巨大な宇宙ウナギの進行を阻止してほしいという要請が届く第2弾。惑星の核を食らってしまう宇宙ウナギにどう対処するか。そこに銀河中の希少生物を保護すると息巻く公社が立ちはだかり、未開惑星を守護したい連邦と対立する構図の中、巨大過ぎる宇宙ウナギ相手にカイトが大胆な作戦を実行する展開で、凶暴に思えた宇宙ウナギの意外な性格は微笑ましかったけど、アースリングには偏見を持たれがちなカイトは、宇宙クラゲもそうですけど宇宙人たちに好かれてますね。2025/04/10
なみ
14
銀河を旅するSFシリーズ2作目。 面白かったです! 地球人を救ったカイトは、惑星を食べてしまう巨大な宇宙ウナギとのコミュニケーションを試みることに。 考え方の異なる組織同士が衝突したり、お互いに協力したりと、地球上でもよくある出来事なのですが、それが宇宙という壮大な規模で行われていて、それだけでワクワクします。 前の巻に引き続き、キャラクターたちが魅力的でした。 新キャラのトゥーナもかわいかったです!2025/04/17
真白優樹
10
銀河中に売られた地球人たちの救出に励む中、惑星を食らう宇宙ウナギを巡る連邦と公社の対立に巻き込まれる今巻。―――星よりも巨大な生き物に示せ、自分達がここにいると。 連邦とは違う巨大勢力、更には新たな形の生命体とどんどん出会い広がる巻であり、段々宇宙人に好かれていくカイトが、自分らしい見地から道を切り開いていく巻である。新たな友人を得、さらに広がる新たな世界。まだまだ旅へは行けそうにない中、地球人を全員救出できるのか。次はこの広い宇宙でどんな出会いをするのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2025/04/12
尚侍
8
とっても面白かった。今回は宇宙ウナギとの遭遇がテーマでしたが、まずこうした宇宙生命体を生み出したことに加え、彼らとのコンタクトの困難さを具体的に描き出した作者の発想力には改めて脱帽の思いでした。我々は良くも悪くも我々の視点でしか物事を考えられないので、このようにそうした視点の外からの発想は非常に新鮮に感じられるので、今後もこの調子で続いて行ってもらいたいですね。しいて言えばもう少しエモーションの見せ場がある方が個人的には好ましいのですが、このあたりも含めてどう話が広がっていくか、続きが楽しみです。2025/04/26
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