内容説明
あなたは○○型です.○○型と相性が良さそうです.――ネット上の質問に答えるだけで人の性格を16にタイプ分けする〈MBTIもどき〉検査が若者の間で大流行している.コミュニケーションのツールとして楽しむ人がいる一方,採用活動にまで使われることは妥当なのか.「コスパとタイパ」時代の私たちの欲望を解き明かす.
目次
Ⅰ インターネットの性格診断は信用できるのか?
突然の〈MBTI?〉の流行
MBTIとは
MBTIの略史とその理論のオリジナル性
日本とのかかわり
パーソナリティ心理学
無料の検査?
MBTIに対する批判について
「◯◯に向いている」かどうか
相性の問題
もしも事実が違っていたら
自分に当てはまることは全体にも当てはまるのか
さまざまな検査
Ⅱ 楽しさの背後にあるもの
浸透する〈MBTI?〉
自分を知りたい
当たっているところがある
信じさせるテクニック
社会的つながりをもちたい
つながりが感じられる
やっぱりそうなると思った
性格がシンプルに理解できると思う
Ⅲ 楽しければいいのか
同意から楽しさが生み出される
信じたいものを信じる
良し悪し
偏見と差別と人権侵害
差別なんて思っていない
機会の損失
努力の喪失
タイパやコスパを求める
診断に従って行動を変えてしまう
完璧な性格診断はあるのか
性格検査はなんのため
注意すべきこと
最後に
注
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