内容説明
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琵琶法師は何を語り、何を伝えようとしたのか。時代の転換期を生き敗者となった平家。動乱の時代を記憶する琵琶法師が歴史的事実を乗り越えて伝えようとした「平家」の物語を読み解く入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみこ
2
軍記物としての「平家」と、琵琶法師の語りとしての「平家」の違いを説く。物語は女人の機能として入内による政治権力への介入へ、いくさ物語は男子の死とその霊を支えることを主に語る、と対比されるようだ。『平治物語』常磐より始まり、『平家物語』池の禅尼・八条院・巴御前へと続く系譜が興味深かった。2016/04/18
中将(予備役)
1
諸本の異同や玉葉、著名な論文・解説書を参照しながら平家物語を解説した入門書。語り手の視点が少し分かった。2022/03/29
kuppy
1
平家物語の入門というには、文章そのものにはあまり触れていないので副読本という位置づけか。勝者頼朝も三代で北条家に乗っ取られているわけだから乱世も平時も継承というのは難しいものだ。2017/11/27
石ころ
1
大学図書館にて。入門書というにはちょっと難しいかも。2015/08/15




