最後の講義 完全版 政治学者 姜尚中

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最後の講義 完全版 政治学者 姜尚中

  • 著者名:姜尚中/NHK/テレビマンユニオン
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 主婦の友社(書籍)(2025/03発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784074614974

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内容説明

NHK人気番組「最後の講義」の未放映部分を網羅した完全版。アジアの一員として平和な時代のためにいますべきことが語られる。

「今日が人生最後の日だったら、あなたは何を語りたいですか?」という問いに、各界の著名人が魂の講義を行い、毎回深い感動を呼んでいる大人気番組「最後の講義」。
今回の登壇者は『悩む力』や小説『母ーオモニー』など数々のベストセラーがあり、論客としても知られる政治学者の姜尚中。2024年8月に放送された「最後の講義 政治学者 姜尚中」の番組に未収録の講義内容を加えて再構成。17歳~30歳までの日本人と、世界からやってきた高校生から社会人というこれからの日本とアジアを支える若い聴講生たちの講義で得た気づきも収録した完全版。番組をご覧になった方は文字でその内容を再び味わうことができ、番組未聴の方には、講義の臨場感が伝わる。舞台は姜尚中さんの故郷である熊本。世界的な半導体メーカーがやってきたことで注目を集めている場所でもある。内容は姜尚中さんのパーソナルヒストリーとアジアをどう考えてきたかを語った前半と、アジアの一員としてどう生きるかを歴史上の人物から語る後半に分かれている。
前半では、熊本県で在日韓国人として苦労する両親のもとで育ち、高度成長時代の日本と当時は貧しかった母国の状況を考えながら、自分のアイデンティティに肯定的なイメージが持てなかった時代のこと。そしてその転機となった西ドイツへの留学で得た新たな視点。
後半では、いま関係性が難しいアジアの中で、英雄とたたえられた鄭成功、友好な関係を築き、国と国の間をつないできた雨森芳洲の交流などが語られる。歴史をひもとくと、国と国が敵同士になるのではなく、ライバルとして競い、人を通して国を見ることが大切だということがわかりやすく説かれていく。戦争がなぜ起こるのか、ECのようにアジア連合ができない理由、外国人労働者を受け入れるときに日本に求められること、自由とは何かなど、聴講生との本質を突いたやり取りにも未来を考える重要なヒントが詰まっている。日本の中で、アジアの中で、世界の中でこれからをどう生きるのかというヒントが詰まった1冊。
〈目次〉
序章 アジアについてどれくらい知っていますか
第1章 パーソナルヒストリー~僕がアジアについてどう考えてきたか
第2章 質疑応答1
第3章 国を通して人を見ず、人を通して国を見る
第4章 質疑応答2
第5章 講義を終えて

姜尚中(カンサンジュン):1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。鎮西学院学院長・熊本県立劇場館長。100万部超の『悩む力』のほか、『続・悩む力』『心の力』『母の教え 10年後の「悩む力」』『ナショナリズム』『朝鮮半島と日本の未来』『アジア人物史』など多数。自伝『在日』、小説『母ーオモニー』『心』は累計40万部。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura

1
ちょうど地政学を並行して読んでいてこちらを先に読み終えた。逆だとまた違う感想もあったかもしれないが、「いつの日か国境を踏みつぶして欲しい」との副題があるが、やはり日本は海という国境が、ほかのアジアとの違いを明確に分けようとすると思う。先日フェリーで渡韓した。対岸から日本を見て感じることもあるし、アジア以外の国に行ってアジアを感じることも重要ということも、若いころ外国に行って感じたこともある。でも確かに実際に人に会うことは何といっても重要だ。マスコミのニュースは半日の人が多いとかフェイクニュースが溢れている2025/06/04

Go Extreme

1
いつの日か国境を踏みつぶして欲しい ヨーロッパ中心の視点 ウェスタンインパクト アジアの中からアジアを見る 帝国と国民国家 オリエンタリズム 心象地理 相対化の重要性 アイデンティティクライシス 自己とは何か 自己同一性 第三の場所 人を通して国を見る なぜ戦争は終わらないのか 鄭成功 日中台を結ぶ存在 雨森芳洲 申維翰 誠信 人が大切だ 自由とは何か 労働力ではなく人として見る オートクラシー 権威主義 今とは違う世界を想像する力 戦争は他人事ではない 未来へ向けて 対話と想像力 平和へのリアリズム2025/04/19

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