内容説明
努力が、才能を越えてゆく――。魔道具師としての祈りが、オリビアに大覚醒を起こす! 義妹の結婚式騒動から数か月。オリビアは、父の店と自身の店を掛け持ちしながら、多忙でありつつも充実した日々を送っていた。その一報でオリビアは、かつて父親に魅せられた魔道具師としての才能とセンスが今の自分では到底たどり着けないという事実に直面する。苦悩する中、ある日“王立魔道具研究所”からオリビアへ研究員としての招待状が届く。父を超える魔道具師を目指すオリビアは、技術向上を目的として、その誘いを受けるのだった。研究所での新しい仲間と共に人類初の飛行船を開発することになるのだが、そこには様々な試練が立ちふさがる・・・・・・!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リイエル
0
Webにない話で驚きました。今回は飛行船のお話。飛行船の歴史やらいろいろベースになっているお話がありそうですけど、どれもよく練られていていいお話だなと思いました。ただ、序盤にエリオットくんの出番があんまりなかったのだけちょっと残念…。でも後半の大立ち回りはさすがエリオットくんという感じでした。飛行船という題材は、ここまでアクセサリー作りと事件の捜査が中心だった1~2巻の話と比べてスケールがかなり大きくなっていて、もうすこし中間があった方が長く楽しめたなと思ってしまいました。でも、とても面白かったです。2025/04/27
P
0
★★★★★ 3巻目。2巻で終わっていたからどうするのだろうと思ったら、ナナメ上をいきました。内容はサブタイトル通りの空を飛ぶ話で、父親に追いつこうとするオリビアの奮闘を描いており、意外な内容ではあったけれども非常に面白かった! 1巻から読んできたけれども、一番好みだったかもしれない。深まる疑惑の先にあるあの御仁の正体がツボでした。2025/04/27