内容説明
「え、こんなことで人生終わり!?」大切な人を突然失わないために知っておきたい高齢者の「まさか」の死因について。パンで死ぬ/トイレできばって死ぬ/エアコンで死ぬ/性行為で死ぬ/薬の包装シートで死にかける/急に怒って死ぬ/田んぼを見に行って死ぬ/葬儀場で死ぬ/熱いお茶を飲んで死ぬ……高齢者の日常には、突然死の危険がたくさん潜んでいます。本書では、5000体以上を検死・解剖してきた「死因のプロ」が49の事故例を紹介し、なぜ死に至ってしまうのか、どうしたらそのような危険を回避できるか、を解き明かしていきます。死の危険は、知っていれば避けられる可能性は高くなる。「まさか、こんなことで」死なないために――最期はやっぱり、老いで逝くために――この本は、大切な命を救う本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明るい表通りで🎶
69
この本は、大切な命を救う本。私たちの人生には、たった一回しか死の瞬間は訪れない。その一回を「まさか」の形で迎えて欲しくないと、著者は前書きで記す。「こんなことで死なせない」ためにおおいに役立つ法医学者が書いた本。世界保健機関WHOでは65歳以上を高齢者と定義している。2023年日本の高齢者は、29.1%超超高齢化社会(;゚д゚) 日々を大切に丁寧に生きたいと思った。2025/07/28
クリママ
55
ちょっとふざけた題名だが、内容は至極まともな良書。法医学者の著者が、多くの高齢者の遺体解剖でわかった死因から、不慮の事故について、当人や周りの人たちへの警告を発してくれる。高齢者は痛みや温度を感じることが衰え、内臓も弱くなっているので、自分自身が思うよりダメージを受けていることがある。例えば、自転車にぶつかり大丈夫と思っていても脾臓が破裂していたり、年齢のための脳委縮で弱い外力でも慢性硬膜下血腫になることがあったり… かつては参考程度に読んでいたこれらの本は、今は大切な転ばぬ先の杖だ。2025/08/01
えみ
47
例えどんなことでも急に「死」を突きつけられたら「まさか」とは感じるのだと思う。更に自分だったらプラスα「こんなことで死にたくない」と感じるのだと思う。法医学者の著者があげる例は、どれも身近で、誰にでも可能性のある「死因」。高齢者だけには限らないものも多く、本当に生きるのは死と隣り合わせで「いつ何時何が起きようと不思議じゃないんだ」を改めて実感させてくれる。潜む危険とその回避の方法が書かれたまさかの死因集。不運じゃ済まされない死因…不安になるし心配になるし何より怖い。身近な人を気に掛ける良いきっかけになる。2025/06/30
d2bookdd
25
各種の意外な死因で…、活動するリスクと、活動しないリスクもあって、まぁ、人は最後には必ず死ぬし⁉︎ 少しでも意外には死なないように、色んなリスク、楽しく一読しました!2025/07/20
めえめえ
15
体験された高齢者の急死の事例を49件紹介しています。風呂、トイレ、雪下ろし、雨の用水路、急な飛び出しなどはよく聞く話ですが、痛いところとは別の場所に重病が隠されている放散痛に気を付けなければと思いました。また、死体の入っている棺桶に顔を突っ込んではいけないのは初耳。やっぱり流行りのサウナは高齢者には危ない…2025/07/27
-
- 電子書籍
- 近野智夏の腐じょうな日常 連載版 第1…
-
- 電子書籍
- 転生魔女は滅びを告げる【タテスク】 C…
-
- 電子書籍
- 京四郎(話売り) #146 少年チャン…
-
- 電子書籍
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルト…