内容説明
【無料試し読み閲覧期間2025/10/9~2025/10/23】
目が覚めた私は、自分が誰なのか周りの人が誰なのか、何も覚えていなかった……。
私はアリーチェという公爵令嬢であるらしい。
そして、父と兄を名乗る二人は泣きながら私に謝る。
痩せほそった体、痣が残る肌、皆が過保護に私を気遣った。
けれど、何が起きたのかを誰も語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。
私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけ――。
やがて、すべてを知った私はひとつの決断をする。
――失った記憶を巡る優しい嘘からはじまるミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
目覚めたとき、記憶喪失で何も覚えていなかった公爵令嬢アリーチェ。一体何が起きたのか、失った記憶や過去を調べ始めるファンタジーミステリ。痩せほそった体、痣が残る肌に、皆が過保護に気遣い、泣きながらアリーチェに謝る父と兄。しかし何が起きたのかを誰も語らず、誰を信じればいいのか分からない状況から、周囲に聞いたり日記を当たることで、徐々にその背景が明らかになっていく展開でしたけど、何とも不穏な状況が続く中、断罪する覚悟を決めていくアリーチェと叔母の来訪もある中で、これからどのような流れになるのか続刊に期待ですね。2025/03/27
彩葉 楓🍁
6
【★★★★★】キャー!伯母様素敵ー!記憶を無くし、目覚めた公爵令嬢の主人公。父と兄は何故自分に後悔と謝罪の言葉を投げ掛けるのか?記憶喪失の主人公が、以前何があったのか?記憶は無くしても本能と奥底に眠る記憶の断片で、違和感を覚える。例えば紅茶に嫌悪感を抱き、大柄な男性に恐怖心を抱くなど、以前何があったのかが匂わされるところはすごく面白い。記憶を失ったことによって親族ですら信用出来ない故に記憶の断片を集めて、慎重に、着実に断罪へと至っていく展開が後の展開への期待感が生まれ、高揚感が右肩上がりに大きる。良作。2025/10/03
史
3
サスペンス。婚約破棄物語ではある。しかしながらいかんせん前後編の前編でありまだまだ物事は解決しておりません。一冊に出来なかったんでしょうか。しかし愚かな王と王子という路線もこういう風に存在を薄くすると中々斬新さが残っているのだなと。政治劇まてとは言わないけども。まあ後編がいつ出るかわかりませんが続きが出たら読んでみましょうか。悪くない。2025/04/17
りんりん
3
★★★★✩ 続きが気になり過ぎてweb版まで一気読み。面白かったー2025/03/27
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