みんなでつくる1本の辞書

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紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍

みんなでつくる1本の辞書

  • 著者名:飯田朝子/寄藤文平
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 福音館書店(2025/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784834081848

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内容説明

日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。はっきりとした答えをもっていなかったのです。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。例をたくさん集めることによって、日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかに。大調査のはじまりです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

76
図書館本。鉛筆を数えても1本、映画や芝居を数えても1本、ホームランを数えても1本ーー数多い助数詞の中から「1本」のみに絞って作られた本。「本」はもともと中国語で書物を表す言葉ですが、日本で独自の進化を遂げ、振り幅の大きい便利な助数詞になりました。寄り藤さんの絵も素敵。2019/09/11

パフちゃん@かのん変更

75
児童書です。「1本の辞書」というタイトルが?だけれど、読んでみると奥が深い。単位としての「本」棒が1本。とか、細長いものを数えるのに使うのは普通として、細長くてもヘビは生き物だから匹。映画が1本とか電車の運行は「本」で数えるし、サッカーヤバスケのシュートも「本」で数える。柔道や剣道も1本勝ちとか。「1本」は奥が深い。家具屋さんでは箪笥も本棚も「本」で数えるそうな。その理由がくわしく書かれていて興味深い。まさに「1本の辞書」でした。2015/10/09

♪みどりpiyopiyo♪

65
おもしろかった♪ 日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。■日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかにする、大人も子供も楽しい大調査の軌跡でした☆ (2015年)2017/10/14

ゆか

48
こんなに「本」という数え方について考えたことはなかった。たしかに長いものが、本と数えるのか?と思うと柔道や、剣道の技なども本と数える。そのほかに長いもの以外では、交信、列車やバスの運行、作品や出しもの、ニュースや記事広告、くじなどもある。本は、中国語と意味が違うことから日本語の助数詞は、独自の進化をとげたらしい。古事記などでは、本は、草木を数えるのに使い、もととよんでいたが、鎌倉から細長いものにも本を使い、読み方ももとからほんになったとのこと。勉強になりました。2015/11/09

けんとまん1007

40
確かに、単位というのは不思議なものだっと、以前から思っていた。何故、こういう風に言うのかな・・・と。その中で「本」という単にに絞ったもの。何となくは使っているけど、人によって微妙に違うし、ちょっとのこっとで変えたりしている。ある意味、文化と歴史の表層の一つでもある。寄藤さんの絵が、また、抜群の味だ。2020/03/24

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