内容説明
「十五少年漂流記」として知られるベルヌの代表作。1860年3月9日の夜、海上は、雲に覆われ、視界は最悪でした。その荒れ狂った海上には、15人の少年たちを乗せ、帆がほとんどたたまれた一そうの船が漂っていました。難波して、孤島に打ち上げられた少年たちが、ときに反目しながらも、様々な困難を乗り越えていきます。無人島での生活を、力を合わせて着実に築き上げていく様子に勇気をもらえることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
長くつしたのピッピ
14
小学生の頃にダイジェスト版「十五少年漂流記」を読んで大人になって「二年間の休暇」を読んだ筈だったのに、すっかり忘れていて、子ども達の勇気に改めて感動した。再読のきっかけを作ってくれたたかどのほうこさんの「ゆゆの続き」に感謝。ゴードンの冷静さや平等さに感心し、ブリアンの慈愛に心を打たれ、ドニファンの身勝手に自分を重ねてしまった。大人になって読むとやたら冷静に解釈できるのがちょっと残念。2020/03/08
ぱせり
14
結末はわかっていますが、そんなの、問題じゃないです。とってもおもしろい。年齢も、個性も雑多な十五人。それぞれのプライドや人に言えない悩みなど。冒険。全部抱き込んでの漂流生活。島の地図を広げて、探検済みの地に名前を付けるところが好きです。2010/07/15
くみ
10
15人の少年たちを乗せた船が漂流し、島へ辿り着く。そこで反目しながらも協調し逞しく生活していく物語。 「十五少年漂流記」としても有名な本書ですが、この「二年間の休暇」のタイトルに惹かれました。 少年たちが行動する前に必ず冷静に検討しあう思慮深さにはため息もの。はるか大人の私ですが見習いたい。。 もちろん島の探検や生活を整えていく様子も必見。 あざらしを狩って燃料油をとったり!!2017/06/20
ほよよ
5
15人の子供たちが無人島に漂流する話。え、これ15少年漂流記まんまやんって思いつつ最後らへんまで読んでからググったらまさに、その別題だった( ̄▽ ̄) 邦題の付け方全然違うー!まぁとにかく面白い!!最後のどんでんがえしがあるミステリーやら、登場人物の些細な感情がリアルに描かれた現代ものやら、そんなのとはまた全然ちがったほんと純粋な面白さ!布団に入っても彼らの冒険のこの先が気になってワクワクする感じ。名作ってやっぱ素晴らしい。★★★★★2017/01/25
しずくちゃん
4
小学校6年生のブック・トークに手渡したいと思い再読しました。「十五少年漂流記」の完訳版です。(ちょっと難しいかしら?)どういうわけかモヤイ綱がはずれて、15人の少年と犬を乗せたクルーズ船はニュージーランド沖を流され、嵐に会い、無人島に漂着します。冷静で公正なアメリカ人の少年ゴードンをリーダーに,慈愛に満ちた勇敢なフランスの少年ブリアン、鉄砲は上手だが少々自己中心的なイギリス人の少年ドニファンたちが手付かずの厳しい自然の中知恵を出し合い協力し合い小さい少年たちを守りながら生き抜く様が描かれています。後半へ。2024/08/19
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