MF文庫J シャーロック＋アカデミー Logic.4 犯罪RPG【電子特典付き】

著者名：紙城境介【著者】/しらび【イラスト】

KADOKAWA（2025/03発売）

• ISBN：9784046846389

内容説明

犯罪を投稿し、その閲覧数や評価数に応じてレベルが上がる現実を巻き込んだ恐ろしいゲーム「犯罪RPG」は東京の治安を激しく悪化させていた。総合実技テストで活躍し犯罪RPGの捜査に加わった不実崎未咲たちは、レベル80オーバーのトップランカーの一人、怪盗ムーンを逮捕すべく地道な捜査を開始する。
一方、未咲に敗北し立場を失った穂鶴は、前城の執拗な挑発に逆上しあろうことか手にかけてしまう。探偵どころか犯罪者に堕ちた彼は全てをなかったことにするため、現場を目撃したクラスメイト・化野粧と共に犯罪RPGにプレイヤーとして参加することに。
探偵か、犯罪者か──東京中を巻き込んだ大事件の決着はいかに。【電子限定！書き下ろし特典つき】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

東京の治安を著しく悪化させてゆく現実を巻き込んだ恐ろしいゲーム犯罪RPG。捜査に加わった不実崎未咲たちは怪盗ムーンを逮捕すべく地道な捜査を開始する第4弾。未咲に敗北し全てを失った穂鶴は探偵どころか、犯罪者になってしまい、全てをなかったことにするため、犯行現場を目撃したクラスメイト化野粧と共に犯罪RPGにプレイヤーとして参加し、悪に手を染めてしまう展開で、逆境にある時こそ自分がどうあるべきか、探偵であることの矜持を問いながら、未咲が関わる過去の事件にも向き合っていく熱い展開とその結末はなかなか良かったです。

2025/03/24

[ほたる]

前巻からの続きをしっかりと閉じる。このシリーズがこの先続いていくのなら、今回は繋ぎなような感じもする。たくさんのおもしろ要素が加わってきて、シャロアカで作り出されている場が整ってきているとも思う。複数ヒロインたちの動向にも期待。

2025/04/06

[とってぃー]

ミステリの醍醐味は過程だ！ 犯罪RPGと対穂鶴の延長戦の本巻。壮大な舞台の中でそれぞれの思惑が錯綜して面白かった。犯人がわかっていても驚きのポイントが多数あるので、犯人を追い詰めていく過程がとても楽しいです。個人的にシリーズで1番好きな巻かも。

2025/03/26

[りこ]

もはや無法地帯と化した東京の中心部を舞台に、「犯罪RPG」を終息させるべく不実崎たちが大立ち回りを演じる第4巻。1年ぶりの新刊だったため前巻までの内容がうろ覚えだったのだが、多少分からないことがあっても事件の派手さとスピード感がぐんぐんストーリーを引っ張っていって読ませる。とはいえ十全に楽しむため5巻を読むときには4巻までの内容をおさらいしてから臨みたい。恋道会長のすごさが際立つ話だった。祭舘こよみさんが好きなのでもっと出番が増えてほしいのだが、ここまで大きな事件になると活躍の余地はないか。日常回に期待。

2025/04/21

[みやしん]

偏見かもしれないが、現代ラノベはそれまでどんなに盛り上がっていても次巻以降コンスタントに発刊されるかどうかの見通しは困難。出るだけマシなのは当然だけど、前巻と間が空いて記憶が希薄だったりブ厚さに驚いたりする。面白かったものの、前巻から一気読み推奨。フィクションで車椅子重要キャラは大抵◯ける法則。

2025/06/11