内容説明
さようなら。ありがとう。また会う日まで――
拝み屋・郷内心瞳が、相談客の裕木真希乃から受け取った取材レポート。
いわゆる「怪談実話」を取材した膨大な記録「念珠怪談」に、度々現れ続けた不気味な女・霜石湖姫は、自らの家に裕木を留め置いているという。
歪められ、踏みにじられ、しかして圧倒的な力で稀代の魔人と成り果てた霜石湖姫。
すべての凶事の原因は自分にある……郷内は裕木を救い出すため、死の恐怖に打ち震えながらも霜石家に向かう。
道中、郷内はかつて自らが調査に関わった、消失した村落「浄土村」でのおぞましい体験を思い起こしていた。
終わらぬ「花嫁」の祟り、浄土村に蔓延る異形と陰謀、霜石家に集められる呪物の数々。
後には退けぬ地獄への道へ絡め取られた郷内は――
「めでたしめでたし」にはほど遠い、「拝み屋怪談」完全完結編、第一部。
拝み屋郷内、最後の怪談始末。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
56
誰が今回の敵となるのか判らないのは山猫屋のボンヤリとした記憶力のせいとして、いよいよカウントダウンが始まった“拝み屋怪談”シリーズ。力を失ったままの郷内先生を待ち受けるのは、UFO案件とカルト?同時進行する鵺神回収と蠱毒を行う湖姫たち。その密接な繋がりが次第に明らかになってくるのだが、キーワードはあのタルパである“カナエ”。ある意味スター・システムであり、オールスターキャスト。とりあえず最初のUFO絡みの事件は解決したけれども・・・ちょっと間を空けて第二部へ進もう!2025/06/24
あたびー
35
郷内さんの本、久しぶりに読んだので、以前から出ているひとたちが繋がらなくて困った。小学校低学年の時に父親が入院するので宮城県の知人の家に預けられた杏は、そこで不思議な体験をしたが、何年もその事を忘れていた。能力を失った状態の郷内さんを含め数人の女性霊能者たちでその場所がどこか訪ね歩くがなかなか見つからない。一方、郷内さんが作ってしまったタルパと白無垢の悪霊が合体したものを力として取り込もうと画策する霊能者霜石湖姫のストーリーも並行して語られる。一応実話の体だけど、創作のつもりで読んだ。だってすごいんだもん2025/09/02
ドアラ竜の壁
30
「緋色の女」、「奈落の女」から完全完結編3部作の1作目。登場人物同士が過去に関わっていて興味深い。浄土村のカルト宗教信仰と霜石湖姫の鵺神回収のパートで話しは進んでいく。480ページのボリューム+字びっしりなので時間は掛かったが面白かった。2作目「蠱毒の手弱女《冥》」は手元にあるので続けて読もう。 2025/10/18
軍縮地球市民shinshin
10
久しぶりの拝み屋シリーズ。久しぶりすぎて前作までの粗筋をみんな忘れてしまっていたので、登場人物が「あれ?だれだっけ……」ということもしばしば。今回も壮大なスペクタクルで、宮城の山奥にかつてあった「浄土村」という怪しげな集落の話が中心。それと並行して東京西郊の本筋の話も描かれている。拝み屋シリーズの最後?らしいのだがちゃんと完結するのか。決着は次巻。2026/01/15
みっち
9
リアルタイムに著書を読んでる私も時系列がこんがらがっております…笑。 緋色の女、奈落の女に続く本作。 登場人物はお決まりの、あの人やその人!アベンジャーズ並にキャラクターが好き。 最近カルト系ホラーが多いけど、まさか郷内さんのカルト系ホラーが読めるとは感無量。続きは1ヶ月後とのことなので、正座して待ちます。2025/03/30
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