内容説明
馬喰町に暮らす芝居の一座で一人の役者が殺された。手習い師匠の冬吾は、与力を務める双子の兄・紀一郎を手伝って科人を追う。留守宅を狙った盗人か、あるいは怨みを持つ者の仕業か――。血のつながりはなくとも寝食を共にして身内のように生きる、芝居座の独特な人間関係に戸惑いながらも探索を続けるうち、一座から書きかけの芝居の本がなくなっていることが発覚して……。江戸の「家族」の姿を見つめるシリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
25
2025年3月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。冬吾の家族や手習い子とその家族の様子楽しく描かれているが、与力の兄を手伝っての事件解決は少し難しく冗長で少しダレる。それでもラストはいちおうの大団円。次回に期待。2025/05/03
ごへいもち
12
うーん、可もなく不可もなくだけれど嫌味が無いのでこの先次第かなぁ2025/04/22
あき
1
今作はお役者殺しの探索のお手伝い。手習いの師匠なだけに町中の情報を集めたり、町人と係り合いになる過程に無理がなく読みやすい。終盤に子捜しネタが絡んでくるのは、何となく唐突で浮いてるように思えたけど、若丸の覚悟がひびの入った芝居一座の金継ぎの役目を果たすってことなんだろう。作中に落語の好きなネタ、「二番煎じ」が出てきてニンマリ。2025/05/19
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