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内容説明
短い戦争が長い平和に影を落とす。従来の戦前=ファシズム、戦後=平和と民主主義という図式を相対化し、近現代日本百年をふりかえる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
特盛
30
評価3.6/5。著者自身、長い歴史を群像劇的に書きたいと巻末に述べている様に、文化、社会、政治、マクロミクロな視点で幅広く昭和史が書き綴られている。昭和53年生まれの私にとって、生まれてきた時代、もっと言えば親の人生のコンテクストに改めて触れられたのは新鮮だった。にしても数十年でも社会には実にいろいろなことが起きるな。今後もそれまでの常識に照らすとびっくりするような波が人生に訪れ続けるのだろう。半藤先生の昭和史もちょっとまた読み返したくなった。さいとうたかをの漫画大宰相も戦後政治家に興味をもってポチッた。2025/06/12
ジュンジュン
14
2025年は昭和で換算すると丁度100年にあたる。本書はグローバリゼーション、格差、デモクラシーをメリクマールにして、この100年を「群像劇の手法で描写する」(あとがきより)。面白い試みだが、視点がぼやけて個人的には合わなかった。2025/07/20
KEIJI
6
昭和元年〜令和7年までの100年間の歴史が、ノンフィクションの群像劇として、一冊の新書にまとめられている。「日本国民必読の書」と言っても、言い過ぎではないだろう。面白かった。2025/07/27
ゆうさこ
5
「はじめに」で「短い戦争が長い平和に落とす影は濃く深い」「平和の中に戦争がある」とある通り、戦後史には戦争の影響が、常にヌルッとまとわりついているような印象を受けた。日本の憲法や自衛隊がどうであれ、世界から戦争がなくならない以上、このヌルヌルは拭い去れない。日本はどうするんだと突きつけられ、葛藤が続くことになる。自分はこれまで、さきの大戦を知ろうとはし、過ちを繰り返すまいという意識は持ってきた。だが、国際社会の中では、ただ戦争反対と言っていても意味をなさない。そこを越えるための学びが必要なのだと感じた。2025/11/30
広瀬研究会
5
昭和100年を360ページでさらっと読める。著者が「群像劇のように」と言うとおり、解説書ではあるがドキュメンタリーのようでもあり、臨場感が迫ってくるような描き方になっている。田口トモロヲさんの朗読で脳内再生するといい感じかもしれない。100年分なので感想はたくさんあるが、北山冨久二郎(汪兆銘政権との和平工作に関わった台北帝国大学の助教授)の著作を引用したくだりが特に印象に残った。2025/07/12




