内容説明
「マリア様がみてる」姉弟編・電子版特別「マリア様がみてる」カラー口絵つき! 三学期がはじまり、花寺学院高校では選挙管理委員の召集があった。それは、三年である柏木優が生徒会長を引退する日が近づいているということ。祐麒(ゆうき)たち一年生は、次の生徒会にも自分たちの居場所をどうにか確保したいと考える。だが、現生徒会役員の二年生はこのまま生徒会に留まるつもりはないらしい。そんななか、祐麒は選挙管理委員の生徒会から険しい視線を向けられていると気づき…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
34
野球場にだけ居場所があればいいと思っていた中学時代。突然断たれた夢。霜柱でべちゃべちゃの真ん中の道、その先にある高等部の校舎。食堂でのお昼ご飯。ランポー先輩のコーヒーを飲みながら過ごした放課後。雑用と掃除の為の早出。表側なんかちっとも見えないで、黒子に徹した学校行事。後輩の領分と、当たり前になっていた自分達がそこにいると言う事。与えられた物でも、許可される場所でもなく。自分達で自分達が勝ち得る、欲しい場所。皆で一緒にいられる場所。そう腹を括ったから、自分に一票。仲間に一票。手を上げよう。丸をつけよう。潔く2013/02/14
星野流人
14
花寺学院の迎えた三学期、生徒会選挙のお話。マリみてシリーズではあるけれど当然ながらリリアンと花寺は違う学校なわけで、読みながら「花寺の選挙の感じってこんななんだ」と思ったりしました。リリアンでは持ち上がり感も強かったし、花寺の先輩たちのあっさりとした感じは新鮮でしたね。そして改めて生徒会と向き合った祐麒たち。「選挙病集団感染」はめちゃくちゃ良いシーンで、ジンときました。祐麒は祐麒で、波瀾万丈な高校生活を送っているなあ。2020/05/07
kitten
12
お釈迦様シリーズ再読。今回は、生徒会役員選挙編。マリ見ての読者は、当たり前だけど結果がわかっているんだよね、これ。小林が何を考えていたのかが、ようやく明らかになるが、それなら生徒会長に立候補すればいいだけのこと。花寺生徒会におけるユキチの存在と、リリアン山百合会における祐巳の存在が、まるで同じ立ち位置なんだ。きょうだいだから当たり前だけど。2022/04/13
紫鈴
10
2年の動向を窺っている時間が長すぎて、選挙に出ると決めてからはあっという間だった。もう少し選挙中すったもんだがあっても良かったと思うんだけど。小林が入学時あんなこと考えてたなんて予想しなかった。光の君はいろんな意味ですごいひとだ。☆42022/02/03
紅
9
電子書籍にて読了。タイトルどおり、生徒会役員選挙のお話。マリみてを読んでいるから結論は知っているものの、読んでいてとてもどきどきした。祐麒と仲間たちの生徒会への思い、仲間への思い。仲間っていいなーなんて当たり前すぎることを感じた。また、柏木さんと祐麒のいちゃいちゃが美味しい。純情な祐麒は本当に可愛いね。2014/08/04
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