内容説明
気候変動懐疑論,地球平面説,反ワクチン――多くの証拠に基づいた科学を否定し,個人的な経験や裏づけのない意見にとらわれるのはなぜか? 科学に対する否定,疑い,抵抗を心理学的に解説し,科学理解の促進に向けて個人,教育者,科学コミュニケーター,政策立案者が取り組むべき活動を提案する。
目次
第Ⅰ部 科学に対する否定,疑い,抵抗
第1章 何が問題なのか? なぜ問題であるのか?
第2章 ネット上の科学否定をどのように理解すればよいのか?
第3章 科学教育が果たす役割とは?
第Ⅱ部 科学に対する否定,疑い,抵抗をめぐる五つの説明
第4章 認知バイアスは推論にどのように影響するのか?
第5章 人は知識や知るということをどのように考えるのか?
第6章 何が科学への疑念を生じさせるのか?
第7章 感情と態度は科学の理解にどのように影響するのか?
第8章 科学に対する否定,疑い,抵抗に私たちができることは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pushuca
7
非常に有益な本だった。2025/06/16
Oki
2
「97%の科学者が温暖化の人為的原因に同意している」という主張の代表的な出典は、2013年に発表されたジョン・クックらによる論文である。この研究は、気候変動に関する11,944本の学術論文の要旨(abstract)を分析し、そのうち「97.1%の論文が、人為的原因を支持する立場」を示していたという結果を導いている。2026/04/16
Go Extreme
2
認知バイアス 動機づけられた推論 社会的アイデンティティ 構造的人種主義 エコーチェンバー フィルターバブル アルゴリズムリテラシー 認知倹約家 システム1とシステム2 確証バイアス 理解の錯覚 知識観の個人差 ポスト真実の状況 絶対主義と寛容の混同 集団への帰属意識 エコ不安 感情と態度の密接な関連 科学に対する畏敬の念 科学的知識の進化 デジタルリテラシー 情報の氾濫 思考の近道 制度的人種差別 多元主義的知識観 科学への否定と抵抗2025/05/05
くらーく
1
なぜ否定するのか?まあ、いろいろと理由は書いてあるけれど、愚かなんじゃないの…(言い過ぎか)。各章のまとめに、「私たちができることは?」と「まとめ」があるので、それだけでもOKかな。その前は、アメリカの事例が書いてあるのだけど、どうにも斜め上の事例があって、大丈夫かアメリカ、と思うわ。 訳者のあとがきにちょっと気になることが書いてあった。スポーツ界の事だけど、いまだにそうなのかねえ。たぶん、野球界の事だとは思うけど。MLBなんか、データサイエンスの塊のようだけれどねぇ。まさか、未だにうさぎ跳び、コンダラ?2026/02/28
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