内容説明
ある不倫カップルが人をはねた。しかし、被害者の人間が出てこない。数カ月後、同じ場所で同様のことが起きる。それでも前回と同様で、ニュースにさえならなかった。一方で、不倫カップルの事故と同じ日にある女性を殺し、土に埋めた男がいた。しかし、彼が再び現場に戻った時、埋めたはずの遺体は消えていた……。大胆な仕掛けとトリック、そして衝撃の結末! 書下し医療本格ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Alice
5
ふたつの失踪事件の繋がりが面白かった。結局、1人は分からずじまい… 終始ムカついた華原はちゃんと罰を受けたのが救いかな〜2016/05/09
かぐや.
3
文章はまとまっていると思うし、ストーリーも面白く次のページが気になりながらほぼ一気読み。この作家さん何冊か読んだけど、一貫しているのは医者は偉くて看護師はバカだって考えがあるんじゃないかな? あるいは男は偉くて女はバカ? 途中法の縛りでいらいらしたけど、思わぬ結末でちょっとすっきり。2018/06/18
まろんぐらっせ
2
驚きます、最後にこのタイトルがどれだけしっくりくるかということが。結果的にある人物がある人物に対して復讐を遂げたという形にはなりましたが、これは復讐という名の、神の裁きだったのかもな、と。司法で裁くことができないのであれば、これが一番ベストな結末だったのでしょう。2010/07/31