内容説明
今日も新界開拓に勤しむ千早ちゃんのもとへ舞い込んだとある依頼。
それはアクターたちの間で密かに噂になっている未確認の新界生物の調査。ターゲットは『万色の巨竜』――それは超高度な擬態能力を持つドラゴンだった！
もし調査の手掛かりとなる映像が撮影できれば、それは莫大な価値を生む。待望の戦闘系でない依頼にもちろん千早も興味深々で……？
「お金、ほしい」
お金が必要。欲を言えば、平和に稼いだお金がいい。そんな切実な想いとともに最凶のボマーは新界へ赴く――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
46
まだ3巻ですが、今までで一番良かったですね。 今巻のメインは表紙にもなっている新界の幻の生物・万色の巨竜ことどららん（千早ちゃん命名）の依頼はどららんと千早ちゃんの一風変わった心温まるコミュニケーションもあれば、どららんを狙う組織との激闘もありで。笑えるところはしっかり笑わせてくれて、熱い展開もありつつ、ちょっぴりしんみりするところもあって…大満足でした！2025/03/12
こも 旧柏バカ一代
35
今回も誰も幸せにならない素敵な展開。前巻に譲渡されたオリジナル設計のボマー専用機ジャグラー。実戦に投入したら、壊しおった。え？そんなアッサリとと壊しちゃうの？もう手榴弾のスライダーとか投げれないの？まぁ、あれだけ懐いてるドラゴンを護るためだからな。仕方ないのか？何か普通に行ったら認識しそうな気がするんだけど？ジャグラーの後継機は出て来るのだろうか？2025/03/08
よっち
24
今日も新界開拓に勤しむ千早ちゃんのもとへ、アクターたちの間で密かに噂になっている未確認の新界生物の調査依頼が舞い込む第3弾。撮影できれば莫大な利益を生む、超高度な擬態能力を持つドラゴン『万色の巨竜』調査依頼。ボマー専用機のためのお金も必要で、調査用の特別な機体も用意されたことで俄然やる気を出した結果、調査するうちにどららんと名付けたドラゴンに懐かれる千早。今回も彼女の不可解な行動に疑心暗鬼に陥ってゆく企業群を敵に回して抗争に巻き込まれてゆく中、どららんを守るために戦い抜いた結末はなかなか面白かったですね。2025/03/09
へ～ジック
16
世間には「あれ？何かやっちゃいました？」系の主人公が居るらしいが千早ちゃんの場合はこれはNo。この子は異能生存体。どれほど過酷な場面でも、あの子は必ず生還する。どんな無謀な手を使ってでも。それを周りが、勝手に千早ちゃんの評価に深刻なエラーを発生させて政治が動いているだけなのだ。もう彼女のことを心配すまい。周りで制御不能な高速メリーゴーランドに乗っている人達が生き残れるか、それが楽しみだ。2025/03/09
真白優樹
14
ボマーの悪評を拡大せんとする動きが出る中、未知のステルス能力を持つ巨竜の調査依頼を受ける今巻。―――逃げる為ではなく守る為、全てを爆発に叩き込め。 勝手に千早の事を勘違いした勢力による動きが起きる中、懐いてきた巨竜を保護するための一手が知らぬ所で物凄い勘違いを招く巻であり、オーダー機の希少性なぞ引き換えにならん、と言わんばかりに巨竜を守る為に千早が奔走する、少しの成長が垣間見える、かもしれぬ巻である。どんどん汚染される依頼一覧、知らぬ間に壊滅する勢力たち。果たして次に動くのは。 次巻も勿論楽しみである。2025/03/13
