文春e-book<br> メルカリで知らん子の絵を買う

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文春e-book
メルカリで知らん子の絵を買う

  • 著者名:藤原麻里菜【著】
  • 価格 ¥1,800(本体¥1,637)
  • 文藝春秋(2025/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919560

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内容説明

無駄づくりで人気の著者による脱力エッセイ

「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」
ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。
じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。
じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

50
本書は「無駄づくり」を掲げた発明家である藤原さんのエッセイである。まずタイトルからインパクト大😂そんなことするの!?という驚きと面白そうな雰囲気を感じた!本書のエッセイのテーマはおそらく想像したことあるけど実行したことのないことをやってみるではないかなと思う。エッセイでのお話がどれも秀逸で、思い出し笑いをしてしまうほど😂本書はまさに「勇者のエッセイ」ではないかと思いました!2025/04/06

ホークス

35
2025年刊。自意識との葛藤、あちこち飛ぶ考察、切れ味のある言葉が面白いエッセイ。ネガティブなのに思いつきで色々とチャレンジする(嫌いな食べ物でパーティー。ギャルになってみる。団地の砂場で遊ぶ等)。そんな自分を「荒くれ者」と呼ぶ。精神的な不調を抱えていて、発信や行動によって発散している感じ。いつも危ういバランス。著者はウケ狙いだと言うけど、こちらは大笑いしたりハラハラしたり忙しい。持って生まれたものは認めるしか無い。それでも不全感は鎮めたい。環境や体調と共に著者はどう変化してゆくのだろう。2025/07/14

kuukazoo

15
あえて無駄なことをやってみた数々の記録というエッセイ。誰も気づかない日常の些事に新たな発見を見いだすことがコンセプトだったはずなのに、だんだん連載のネタのために奇抜なことをやってるみたいな感じになってきて、きみは芸人かyoutuberかね?と思いつつ読んでいたら終わりの方はメンヘラネタになっていて大丈夫かなと心配になってしまった。SNSで自分を切り売りする芸風の友人を「何やってんだよお前...」と半ば呆れて眺めているのに近いかも。2025/04/30

かめぴ

14
こんな面白い人が世の中に?と題名見て即読み。この題名の他に、“天井を見続ける”“(子どもがいないのに)子ども服を買う”“”5月中は傘をささない””チャットGPTと旅行する”こんな無駄な事をやってみる著者にシンパシーを感じつつも、不安障害で薬を飲んでるのを知り、何となく笑えなくなる。が、他のも読んでみたい。そういう魅力がある。因みに私がよくやるのは“あの電信柱から走る”“あの角からスキップする”が多い。2025/07/21

shikada

14
表題のように一見「無駄」と思われることをたくさん行った記録集。絵の具を溶かした水を飲む、キッズケータイを使う、天井を見続ける、石を拾って持ち歩くなど…結果的に何らかの気づきがあったりなかったりするんだけど文章としては独特なユーモアが成立していて、きっとこの方の文才なんだろうなと思った。ただ資本主義へのカウンターとして「無駄」を突き詰めているはずが、結果としてSNSでバズって書籍も出ることにつながっていて「無駄」と「有用」のバランスの舵を取るのが難しそうだなと感じた。2025/04/06

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