内容説明
伊坂幸太郎の人気シリーズが新装版で登場!
小学生の娘を殺された山野辺遼・美樹夫妻は、犯人への復讐心に燃えていた。そんな二人の前に現れた謎の男・千葉。彼は遼の「死」を判定するために訪れた死神だった。行動を共にする千葉と夫婦を待ち構えていたのは、想像を絶するほど凶悪な殺人犯の罠で――。飄々とした死神を引き連れて、夫婦の危険すぎる復讐計画が始まる!
単行本 2013年8月 文藝春秋刊
文庫版 2016年7月 文春文庫刊
文庫新装版 2025年3月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。
新装版には、新たに「著者特別インタビュー」が収録されています。
また、新装版にあたり加筆修正をしています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
51
感想:★★★★ 「死神の浮力」というタイトルから、以前に読んだ「死神の精度」と関連があるのではと手に取った一冊ですが、まさに死神シリーズ第二弾でした。 前作では短編集でしたが、本作は長編で読み応えがありました。 メインテーマ的には娘を殺害した犯人への復讐劇ということで重いわけですが、その重いテーマの中でまともなようでかなりズレている千葉サンの発言や行動が光ります。 無条件に楽しめる1冊だと思います。2026/02/03
NADIA
41
音楽好きの死神のストーリーの続編だ。幼い娘をサイコパスの青年・本城に殺害された山野辺夫妻。裁判で無罪になった彼に復讐をするために残りの人生を全て賭ける。夫であり作家である山野辺遼の調査として7日間行動を共にするおなじみの死神・千葉。緊張感漂う場面の連続のはずが千葉の存在のため緩む空気。この辺りは伊坂作品特有のテンポで読んでいて楽しい。でも今回はあまり伏線回収が感じられないなあ、と思いながら読んでいたのだが、見せ場は終盤に怒涛の勢いでやってくる。しかも最高に爽快な奴が✨結果オーライだが、香川GJ👍 2026/04/04
いっちゃん
21
2013年に単行本、2016年の文庫新装版、吉田大助さんのインタビューが巻末に。子をもつ最大のリスクが子を亡くすことだと私は常々思っています。ましてや、殺されてしまうなんて、最悪の苦しみだ。菜摘ちゃんの思い出を語る場面で山野辺夫妻の馴れ初めを菜摘ちゃんが好きな男の子に実践しようとする場面で泣いてしまった。復讐のお話で、本来暗い話のはずが、軽妙な死神千葉のおかげですいすい読めてしまう。スーパーヒーロー千葉だった。2026/04/20
なかりょう
19
『死神の精度』を読んでから随分と時間が経ってしまったが、今作でも千葉さんのオールマイティ感は半端無く、疾走感を感じながら読み進める事が出来た。「その日を摘め」など父から子への言葉も含蓄があって良い。2026/01/20
ルークちゃん
18
死神シリーズ第二弾。娘を失った山野辺夫妻の復讐劇に、「千葉さん」が、相変わらずの人間に対する興味のなさで、1週間の「調査」に乗り出す。設定は重いが、どこか間の抜けたやり取りで緩和されるのが救い。エピローグも好みです。2026/01/06
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