誰が奥寺翔を殺したのか？（３）

著者名：河田雄志【原作】/行徒【著】

講談社（2025/03発売）

• ISBN：9784065387450

内容説明

奥寺の揺るがない信念は人を惹きつけ仲間を増やしていく。しかし奥寺を疎ましく思う水原達は最悪の方法で奥寺の仲間を襲う――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[わーぷ]

剣道を通じて友人を作りインターハイ出場という自分が思い描く輝かしい青春のためには手段を選ばない男、奥寺くんの物語。剣道場を占拠していた3年の不良の先輩とそのバックにいた半グレの問題は、半グレの幹部を足が付かないよう殺して山に埋めて一件落着。そう、彼らは奥寺くんの夢の邪魔をしたから殺されても仕方がないのです。何も知らない登場人物から見ると、奥寺くんは真面目で正義感のある好青年なのが本当に怖い。約束されたバッドエンドへ向けて次巻で完結らしいけど、これは一体どうオチを付けるのか。今一番続きが気になる作品です。

2025/03/11