河出新書 言葉を愉しむ 人生の深みが増す言霊の力

著者名：齋藤孝【著】

河出書房新社（2025/02発売）

• ISBN：9784309631844

内容説明

人生を劇的に変える言葉の力。魂を震わせる言葉の魔力。言葉を知るほどに世界は愉しみにあふれ、日常が輝く。言葉の選び方、磨き方、発信の仕方等、実践的な構成で深みある言葉を身につける！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[tamami]

著者には1000冊からの著作があるという。改めて書棚・書庫に並んでいる著者の本を取り出してみたら、新書を中心に10冊を超える書目が見つかった。今世紀初めの『身体感覚を取り戻す』以来、四半世紀に及ぶ付き合いになる。著作の内容は、身体論から始まって読書論・コミュニケーション論、最近は言葉に関する本が多いような気がする。本冊で著者は、人間というものは基本的に文化でできているといい、言葉で世界を分けて、分節化して捉えているというのが人間ならではの文化です、と言葉が如何に大切であるか繰り返し述べる。その上で著者は、

2025/05/23

[なべさん]

言霊といわれているとおり言葉には力がある。私も本やドラマのセリフで気になった言葉をメモしてしまうほどだけど、なんでこんなに惹かれるのかと言うことを齋藤先生の丁寧で豊富な知識で説明されている。

2025/04/07

[葵上]

齋藤先生、今回も読みながらいろんな感情を味わいました。ありがとうございます。　くすくす笑えたり、なるほどと膝をうったりしながら、１周目を読み終えました。また、忘れた頃に読み返したいなと思います。

2025/07/06

[ブラック ミッフィー の チョコちゃん]

書籍だけでなく歌の歌詞やお笑い芸人の瞬間的に放った言葉に興味をもつ事を勧める話しにトキメイタ！ その都度気になった言葉を記録して自分の言霊集をつくる のも面白いかも。

2025/05/05

[Go Extreme]

言葉は「生きる力」であり、精神の根幹であり、人生の意味を支えるもの 古典は終わった言葉ではなく、未来へとつなげるべき「文化の源泉」 言葉は人格をつくり、時空を超えて人の魂を伝える媒体である 言霊とは、言葉には魂が宿り、発する言葉が現実や心に影響を与えるという思想 人間は「言葉で知り、言葉で考え、言葉で表現する」存在である 言葉は人生の判断基準や行動の指針になりうる 精神文化は言葉によって成立しており、人格や社会秩序、倫理も言語によって構築される 古人の言葉は時代を超えて届き、私たちに希望を与えてくれる

2025/04/03