内容説明
本書は、『法学セミナー』801号(2021年10月号)の特集記事を収録しています(連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません)。「法制史のすすめ――歴史から繙く法律学」権利と利害関係が複雑に絡み合う現代の法社会にあって、過去に生きた法のすがたを描き出すことは、現行法の歴史的位置やありかたを理解し、その未来に示唆をもたらすことにつながります。過去と未来の懸け橋となる、“実践的な学問”である法制史の世界にご招待します。時代を踏み越える企て……新田一郎鎌倉幕府法とその世界……神野 潔日本で独禁法が「経済法」になるまで……小石川裕介法制史は危険な香り……田口正樹東洋法制史は役に立つのか……赤城美恵子実定法学から見る法制史――すべての疑問は歴史に行き着く……内田 貴



