内容説明
日本三大ドヤ街の一つ、大阪・西成区の釜ケ崎。彼らは様々な過去を背負い、居場所を求めてこの地に流れ着いていた。貧困、暴動、日雇い労働……街のリアルに肉薄するノンフィクション。西成出身・赤井英和さんのインタビューも収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
93
日本三大ドヤ街の1つ西成区·釜ヶ崎。朝日新聞の紙面とデジタル版に掲載されたものを加筆、再構成したノンフィクションルポルタージュ。たどり着いた人達の紹介、特区構想や過去の暴動について、潜入取材の体験談等。そして西成が分かるキーワードの説明やデータ(西成区で生活保護率約20%。全国平均は約1.62%等)も。終章は釜ヶ崎出身の赤井英和さんのインタビュー。2025/05/21
kinkin
87
西成の今の姿、過去の暴動の様子、露天の数も減り街全体が昔に比べるとかなり落ち着いた様子がうかがえる。平均年齢は60歳以上で、生活保護を受けている人も多いということだ。しかしその生活保護を食い物にしている団体もあるようだ。本書に書かれていたのは、昔は見れば悪ということがわかったが、今は悪の姿が見えないところで悪が跋扈しているようだ、そんな西成をもっと明るく安全な街にしようと取り組んでいることも確か。その人たちのエピソードがそれぞれもう少し多くてもよかったと感じた。図書館本2025/07/16
itokake
18
日本三大ドヤの1つ、西成。万博のついでに、かねてより興味のあった元ドヤに泊まった。1泊2000円で清潔な部屋だった。数日の滞在で見たのは、地べたで飲んでるおじさん、「生活保護」の看板、仕事帰りの肉体労働者、様々な国籍の人々。ダメになっても、ここならだまって受け入れてもらえる雰囲気が漂っていて、そのゆるさが居心地よく感じた。ここで育った赤井英和さんは、祖母の葬儀を自宅で行った時、日雇い労働者たちが参列し、「いっつもあいさつしてくれたんや」と10円とか50円の香典を置いて行ったと振り返る。2025/08/29
おいしゃん
13
切り口たくさん、写真もたくさんで、西成を気軽に多面的に見れる好書。初出が朝日新聞の連載だけあって、意外に内容は堅い。2025/03/31
ちゃま
6
西成DEEPに潜入済。人が好きなら楽しい場所は、確かにそうかもしれない。けど、だいぶ離れたところから見たいけどね……。2025/08/03




