内容説明
マジック国際大会で優勝した里見沙希は、帰国したのちマジック用品の実演販売員をしていた。マジシャンを目指す若者を集めて才能を見出す特別カリキュラムの招待状を受け取った沙希は、友人の椎橋彬が参加することを知り自らも参加を決意する。4人グループを組んだ沙希たちに与えられた課題は、ランダムに選ばれたカードを当てる、密閉された水槽からの脱出など無理難題ばかりだった――。「マジシャン」シリーズ待望の完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
93
松岡圭祐さんは記録をつける前、かなり昔に岬美由紀(千里眼シリーズ)は読んでました。それ以降はシリーズが多すぎて追いかけれていません😅このマジシャンシリーズは「マジシャン」「イリュージョン」(最初の刊行は2002〜03年)を経て、「フィナーレ」で完結編。主人公の里見沙希がマジック大会優勝からアイドルグループデビュー!?そしてマジシャンを目指す若者を集めて才能を見出す選抜カリキュラムへ招待される。無理難題の課題を解決するのみならず、背後にある犯罪があるというミステリー、沙希と彬の恋の行方も最後に描かれ↓2025/09/05
ひさか
30
2025年2月角川文庫刊。マジシャンシリーズ3作目。無理難題なマジックの課題を実現していく沙希が面白い。そこに至るまでのシチュエーションに無理が多いというか、無茶苦茶というか、松岡流の世界構築マジックには難しいものがある。ラストのあっけにとられるバッサリ感が、松岡さん流で楽しい。2025/04/27
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
19
前作を読んだのは何年前だったかしら…。マジックの様々な仕掛けと登場人物のキャラクターは相変わらず、興味深く読みました。そこに時事ネタを絡めてくるあたりが松岡さん。とはいえ今回は薄かったかなぁ。バイオレンス要素が少ないのは読みやすかったけど、その分内容も浅かった気がします。とはいえマジシャンシリーズはこれでおしまい⁈あっさり終わっちゃいましたね。2025/06/21
8番らーめんR
16
マジシャンシリーズ、20数年ぶりの完結。フィナーレの名ににふさわしい爽やかで鮮やかな幕切れに拍手。やきもきするような沙希と彬の成長と恋の行方も平行して描かれる。もちろんマジシャンシリーズの要である不可能マジックとその種明かしもたっぷりあるので読者はどうやってこれを成功させる?と観客になって推理する楽しみも。※海外映画化も進んでいるらしい。2025/04/24
sosking
16
小学館のマジシャンが刊行されて20年以上経つのか。イルージョンも小学館の単行本で読んだし、どちらも小学館の文庫本を持っている。角川版はまた内容が若干違うが、このフィナーレだけは今の所、ただ一つの内容なんだよな。ちなみに角川版のマジシャンは555円だったよ。ミッキーマウスも読んだ。紗希は17歳のままだけど、小学生だった我が娘は結婚して子どももいる。ずっと読んできた人達にとっては、この終わりは感慨深いよなぁ。2025/04/07
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