冷たい骨に化粧

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冷たい骨に化粧

  • 著者名:丸木文華【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 講談社(2025/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065379240

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内容説明

このラスト、中毒必須。
いまもっともアツいBL小説界から一般文芸界へ、新たな才能が花開く!

――残酷な世界を生き延びるため、彼女は唇に嘘を纏った。

夕暮れ時に訪ねてきたのは夫の不倫相手だった。(あやか)
「おじいちゃんを殺した」。母と娘の逃避行ともう一つの秘密。(真夜中のドライブ)
愛する妻に殺されたい。男が挑んだのは命を賭けた悪女の証明。(愛妻家)
作り話が得意なミユは、今日もクラスの人気者。(楽しい話をしてあげる)
バス停で出会った不思議な女。その声はどこか懐かしかった。(赤い傘)
ほか、全9編を収録。

隠し通すと決めた秘密、守るために握った刃、騙し抜いてほしかった甘い言葉。
その正体に気付くとき、9つの衝撃があなたを射貫く。
衝撃の結末を、心してご堪能ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

79
シナリオライターの書く短編集。9篇。どの小説も最後にどんでん返しがあり、現実と幻想の世界を行き来しました。特に「食べたい」で、幼馴染に妊娠を告げた後、堕ろすように迫られ、最後にとった行動が意外過ぎて溜飲が下がります。「真夜中のドライブ」や「赤い傘」のように両親の過去にさかのぼる話も現実離れしているが、読ませます。「愛妻家」「あやか」のように殺人を仄めかす話の最後の一文に慄きを覚えます。ただ、ラノベのような軽さを感じて、そこがちょっと好みから外れてました。2025/05/05

花ママ

57
初読みの作家さん。9編からなる短編集。怖さもあるけれど、人間の深層心理みたいなものを感じた作品でした。インパクトあったのは「食べたい」じんわり沁みて一番印象に残ったのは「赤い傘」でした。次回作も読んでみたい。2025/06/07

ぼっちゃん

49
【202505ダ・ヴィンチのプラチナ本】タイトルからして爽やかな話ではないのだろうと思ったが。1話目「あやか」から、妊娠中の自宅に夫の不倫相手が毎日やって来る話でイヤミス全開。7話目の「食べたい」は、妊娠したが幼馴染に振られ、悪阻で食べられるものがなくなり食べられるものを探す話でまるでホラーと毒のある話が中心だが、最後の9話目のバス停で出会った不思議な女とのかかわりの「赤い傘」だけしんみり沁みた。2025/04/06

ででんでん

46
初めての作家さん。私の好みではなかったです。きっと、あれだ、相性というやつの問題だと思われます。2025/06/27

のりすけ

42
短編集。この作家さんの「誰にも言えない」がかなり好きだったので、こちらも。全部どんでん返し…というか驚きのラスト。淡々とした筆致ながら面白い。理解できるもの応援したくなるものから、その気持ちはわかりません、なものまで。「食べたい」は、食べていいよ、と言う気持ちで読み終えた。「赤い傘」が一番完成度が高かった。2025/08/30

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