内容説明
船乗りのケアウェは、ある男から奇妙なびんを譲り受けた。小鬼が入ったそのびんは、買った人の願いを何でもかなえてくれる魔法のびんだった。しかし死ぬ前に誰かに買い値より安く売らないと、地獄に落ちてしまうのだ。びんの魔力が欲しいものを入れたケアウェは、すぐさまびんを売り払う。しかし突然の病に冒された彼は、病を治すため再びびんの魔力に頼ろうとするのだった。
著者等紹介
スティーヴンスン,ロバート・ルイス[スティーヴンスン,ロバートルイス][Stevenson,Robert Louis]
1850‐1894。スコットランド、エディンバラ生まれ。1883年に冒険小説『宝島』を発表。いっぽうで『アラビアン・ナイト』『ジキル博士とハイド氏』といった幻想文学の名作を出版し、名声を不動のものとした。晩年は太平洋の島々を巡り、サモア島へ移住
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