内容説明
21世紀の歴史時代小説に新風を吹き込んだ巨編
没後10年、火坂雅志畢生の代表作
「現代社会に通ずる箴言にあふれている」(解説より) 文芸評論家 細谷正充
運命の主・豊臣秀長のもとで才能を開花させた藤堂高虎は、粉河二万石の大名にまで出世を遂げた。だが束の間、秀長が病で急逝してしまう。後継者の秀保も暗殺され主家を失った高虎は秀吉に取り立てられるが、朝鮮出兵など強引な政策に豊臣家の未来に危機を抱く。秀吉の死後、かねて親交のあった徳川家康に仕えた高虎は、天下分け目の関ケ原の合戦で、遂に宿敵・石田三成と対峙する……。己を変革し戦国をしぶとく生き抜いた名将の生涯!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
如水
20
下巻は主家滅亡(郡山豊臣家)後、直参大名として取り入れられた高虎。秀吉は自家の整理(と言う生臭い断絶😱)後、朝鮮出兵へ…豊臣家の未来に危機感を抱く高虎は親交の有った家康に近付く事を決意する…と言うのがあらすじ。一言で言えば『大土木集団結成!!』の巻です💧石田三成との決着や、徳川幕府成立後、外様だからこその危機感、そして生き抜く術を見い出した高虎の政策に注目(→大土木集団に繋がる(笑))です。僕としては三成や渡辺了(小説では勘兵衛)との最後の会話が◎。ナルホドナルホド…と読了後思われる方も多いハズ。2025/05/16
KG
5
藤堂高虎の視点で織田、豊臣、徳川への変遷を見ながら、現代にも通じるビジネス書を読んでいるような感覚だった。いくさのやり方が個人から組織の運営と土木に変わっていることに気づき、自分が生き残る道を見つけて実行していく。その時の情勢で求められるスキルは変化する。自分を評価してくれる人のもとで働く方がやり甲斐があるというのは、まさにそうだなぁと思った。高虎が残した言葉の要点をメモとして。狼狽えないために常に負ける覚悟をしておく。人が後悔していることを他人が口にしない。仲裁や詫びごとに関わらない。功績は誇らない。2026/05/19
りょうさん
1
⭐️⭐️⭐️⭐️2026/01/02
KOBOY
0
★★★☆☆上野寛永寺に行ってみよう。2026/05/04
Hironori Oda
0
藤堂高虎主人公の大作。高虎カッコいい。名前は有名だが何となく豊臣から徳川にうまく寝返った人というイメージを持っていたが、もう大ファン。 そもそも、名が残ってる武将って、やっぱりそれなりの理由があるからであり、現代とは全く違う時代だからこそ惹かれるものがあるんだろう。それを現代でも通じるように書くことができるのが、作者の力だろうか。いい作品でした。2025/07/02
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