内容説明
『アグレッサーズ』に続く《戦闘妖精・雪風》第5部、早くも登場!
“ジャムを演じる”アグレッサー部隊に配属された深井零と雪風はレイフとともに、日本空軍の田村伊歩大尉が駆る飛燕ほか地球連合軍との模擬戦に臨んだ。伊歩のジャム探知能力を高く評価するクーリィ准将は、彼女に雪風を操縦させる思惑を秘めていたが──。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽてち
27
前作『アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風』から始まった新3部作の第2弾。前3部作は難解すぎて訳わかんなかったが、こちらは限られた人数の登場人物たちがディスカッションを繰り広げてくれるのでとてもわかりやすい。ストーリーは連続しているので、忘れ去っていた過去のエピソードも解説してくれて助かった。いよいよ異星侵略体〈ジャム〉の正体が見えてきて、物語は佳境か。進化を止めない雪風や、それに振り回されるFAFの面々もいい。次の作品で、人類対ジャムの戦いは一応の決着を見ることになるのだろうか?2025/09/06
Mc6ρ助
21
リアルには遠のいて見えるシンギュラリティが当たり前みたいな"雪風"世界、人間の対極に雪風やジャムを対峙してみせるけど、それって人の認識が共通の土台に立つのか(我々は本当に同じものを見ているのか)、意識や知能に対する答えのない問いに答えを求めるようなもの、もう、どんな結末が待っていようが驚くことはなさそうだ。つぎは三部作の最後のはずだけどそこで大団円を迎えてほしい。(同じ出版社のマルドックみたいにいつ果てることのないメリーゴーランド状態はカンベンしてほしい!)2025/05/09
活字スキー
17
【ジャムという異星体を相手にしていると、自分は人間であることを意識させられる。良くも悪くもだ】84年に第一部が刊行されて以来、次巻が出るまで10年は待たされるのが当たり前だったシリーズの最新刊がほんの3年足らずで読めるとは、よもやよもやだ!そして御大のペンにラムジェットブースターでも搭載されたのかと思うほどの圧倒的な読みやすさと面白さ。姿を消したジャムを戦いの場に引きずり出すために特殊戦が採った策は、まさかの飲みニケーション。スペキュレイティブ・フィクションが行き着く先は日常系ラノベだった⋯⋯ってコト!?2025/05/28
稽子
14
★★★+ SF。シリーズ5作目。いや面白かった!面白かったよ?でもここで終わるかーーーっ!!あと何年待てばいいんですか。続きはやく…。引きがお上手ですね。待つのが辛いです。/今回、久々に読んでみて思ったんですけど、このシリーズ好きな理由って、たぶんコミュニケーション(不全も含めて)の話をしているからなんだろうな。私は心理学専攻だったので、いかにして相手(対人、対AI、対異星人)と対話するかの考察が興味深くて面白く感じる。2025/07/10
Mzo
10
登場人物たちが雑談ばかりしてるな、でも、それがこの巻の主題だしなー。からの、最後の方の展開が圧巻。いやはや、本当に面白いです。早く続きが読みたい!のですが、初期からの読者は、45年以上そう思ってるのですよね。それだけ続けて、破綻なくブレずに展開していくのが凄すぎる。2025/05/06
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