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内容説明
ベートーヴェンの交響曲の名演奏はやはりフルトヴェングラー? それともヴァント? ではではカラヤンは・・・・・・? 交響曲の歴史をたどりながら、代表的な名曲の古今の演奏を聴き比べ。定番から知られざる名演奏まで、初心者には恰好のガイド、マニアにも読み応え十分の、入門書にして決定版!
目次
第一章 ハイドン・モーツァルト――古典派の交響曲
1 交響曲の始まり
2 ハイドン
3 モーツァルト
第二章 ベートーヴェン
第三章 ロマン派の交響曲
1 シューベルト
2 メンデルスゾーン
3 シューマン
4 ベルリオーズ
第四章 ブラームスから国民楽派へ
1 ブラームス
2 ロシアの交響曲
3 ドヴォルザーク
4 スメタナ・リスト
第5章 ブルックナーとマーラー
1 ブルックナー
2 マーラー
第六章 ショスタコーヴィチとプロコフィエフ
1 ショスタコーヴィチ
2 プロコフィエフ
第六章 そして交響曲はいなくなった、のか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
18
最近出版された新書らしく、定額配信で音楽を聴くことを想定し、オーディオも、パソコンにつないで使う簡素なスピーカーの音を参考にしたとのこと。表題にある「名曲・名演奏」については、次の点に留意が必要。①取り上げた曲が少ないばかりか、濃淡がある。シベリウスやマーラーの曲(前者は7曲、後者は未完も含めれば11曲)であっても、かなり欠落が目立ち、曲自体の紹介もない。ベートーヴェンですら1、2、8番の記述はほぼなし。ヴォーン=ウィリアムズ(9曲)など4行のみで、曲目紹介は「『南極交響曲』は愚作」とあるだけ。(②へ)2025/06/18
aloha0307
15
クラシック音楽はやはりベートーヴェン以前or以後で区分されるのですね。演奏家が異なると、まるで違った曲のように聞こえることがままあります(JAZZほどではないにせよ)が、特に指揮者の存在感は非常に大きいですね。知識が本当に豊富で本場でのコンサート体験豊富な著者が分かりやすく解説してくれます。これまでのクラシック評論のなかで間違いなくベストです。こんなにも文章がいきいきしているなんて...2025/04/23
訪問者
7
ワルター指揮コロンビア交響楽団の録音が意外な高評価。「小澤の演奏を聴いて十分感動できる人なら、本書を読む必要はありません。」と恐ろしい発言。アバド指揮マーラーを愛聴する当方も読む必要はないのかと思いつつ最後まで読了。2025/05/16
以心0508
3
日本有数の海外コンサート通の著者が高く評価するCDのいくつかは聴いてみたいとも思った。だが、心に残るのはアバド・メータ・小澤をひとまとめにぶった切ったり、レヴァインの「新世界」を聴いて「この人は馬鹿ではなかろうか」と思ったりなど、辛辣ではすまされない表現の数々。マズアとブロムシュテットのブラームスについては4ページを費やして貶したうえ「自分がいいとは思わない音楽や演奏について事細かに記すのは、いかにも空しいこと」として批評を諦めている。音楽批評を仕事にしてしまった著者の不幸が痛切に感じられる好著と言える。2025/03/11
ゆんろん
2
著者の持論や評価の観点・結果は理解できないわけではないが、このタイトルの本でこんな感じで展開するのではちょっと詐欺っぽい。少なくとも、”決定版”はない。率直な悪口?は誠実さの現れなのかも知れないが、物の言い方?があるんじゃないの、という気分にさせられた。どこまで行っても”私にとっての”かも知れないが、それでも割と広く共有されている認識があって、それを是とするか非とするかで判断が分かれるんじゃないかと思うんだが、自分の見方を押し出しすぎて、切って捨てる印象が強すぎた。2025/06/04
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