内容説明
とにかく休みが来ない! 目覚まし時計はホエザルの怒鳴り声・行列ができる考古学者の進路相談・ラクダの帰宅ラッシュ・2泊4日のエジプト弾丸ツアー・毎日17時間労働・必死の資料撮影・ジャングルで黒い物体に追われる… 忙しすぎて、発掘調査が出来ません! 考古学者たちの「発掘」よりも「雑務」が多い日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
118
エジプトと中国とマヤ、の3人。 中国専門の人のが短かったけどなんだかよかった。腰が低い書き方だからだろうか。 大学の先生って昔と違って忙しいんですね2025/04/30
TATA
38
考古学者さんたちの多忙すぎる毎日なんだけど、何より楽しそうな仕事ぶりに感心します。勿論、厳しい側面も多分に感じられるのですが、やっぱり相当の思いで仕事に向き合ってらっしゃるのだなと。真剣にやればやるほどかっこいいと思えるのはきっとどんな仕事も一緒。常に報われるわけではないのだろうけど、これを見て研究する仕事っていいなと思う人がたくさん出て、皆さんその道を志すことを強く望みます。2025/07/14
はる
20
考古学の裏の顔がてんこ盛り。蚊の大群に襲われるって聞くまでなかなか実感が湧かないけど、実際聞いて想像しただけで鳥肌がたつ。そんな話しを読んでいくと、好きだけでは出来ないのが考古学なんだと思いました。2025/08/13
ちゃんちゃん
17
守備範囲が異なる3人の考古学者の先生の日常が語られるエッセイ。読みやすく楽しい。みなさん、なかなかの強者で、考古学を極める道の難しさを感じました。遺跡をみるときには学者のみなさまの苦労を思い出そうと思いました。2025/06/14
月をみるもの
15
日本の考古学をやってる分には、アカデミア以外にも行政・民間で発掘に携わる仕事があるわけだが、海外についてはそういったオプションはほぼなく、アカデミア内でのポストもさらに限られる。そういった中、青年海外協力隊から始まりいま現在も世界最先端の業績をあげつつある青山先生の人生の軌跡が奇跡。2025/03/20