内容説明
昭和100年特別企画
時代を超え、国境を越えて、日本の文化を担った先人は個性に溢れていた。
◎鮮やかな生き方
・小林秀雄「無類の率直と、無類の自由」石原慎太郎
・三島由紀夫「三島由紀夫の静かな死」徳岡孝夫
・池波正太郎「リタイア後の男の理想」鶴松房治
・山田風太郎「敗戦翌日の大予言」鹿島茂
ほか
◎世界が瞠目した知と技
・川端康成「魔界の住民、川端康成」梅原猛
・小津安二郎「小津安二郎の端正な人生」白井佳夫
・岡本太郎「妻、敏子死の献身」瀬戸内寂聴
・手塚治虫「人間の本音を描く」萩尾望都
ほか
◎時代を拓いた足跡
・谷崎潤一郎「絢爛たる文業」河野多惠子
・松本清張「生涯原稿十二万枚」藤井康栄
・司馬遼太郎「饒舌な史論」中村彰彦
・江戸川乱歩「『探偵小説』への嫌悪」小林信彦
ほか
◎師弟の親交
・吉本隆明「『生活人』の門前の小僧として」糸井重里
・井上ひさし「絶対に妥協しない“悪意の作家”」野田秀樹
・やなせたかし「『逆転しない正義』のヒーロー」梯久美子
・田辺聖子「しゃべるように書く人」綿矢りさ
ほか
◎素晴らしき親子の絆
・芥川龍之介「子煩悩なイタズラ好き」芥川瑠璃子
・阿川弘之「かんしゃく親父と闘う長女」阿川尚之
・石原慎太郎「『奇人』の息子に生まれて」石原良純
ほか
◎最大のライバル、最高の理解者
・吉行淳之介「母は兄にべったりと」吉行和子
・ちばあきお「いまも童顔のままで」ちばてつや
ほか
◎寄り添って喜怒哀楽
・野坂昭如「下着の干し方」野坂暘子
・吉村昭「物書き同志の旅」津村節子
・水木しげる「偉ぶらない、高ぶらない」武良布枝
ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
59
最後は泣いちゃった、生き様に。城山三郎の「読者こそ、僕の勲章」。岡本太郎がぼけたらどうしようと言えば、秘書の岡本敏子は、「大丈夫!その時はあたしが先生を殺してあげます。心配しないで!」、「あたしもすぐ死にますから」というお話を瀬戸内寂聴の筆で読めるんですよ。たまりません。瀬戸内寂聴の岡本かの子の小説も凄まじいが、太郎の話が読みたくなる。宮崎駿に大して、大塚康生が鈴木敏夫に「子どもだと思ってつきあいなさい」も面白い。そして水木しげるに対して奥さんが「大の男がこれだけ努力して報われないはずがない」がまた凄い。2025/07/30
がらくたどん
55
先日こちらで教えて頂いた雑誌を購入しようと書店に出かけたら「既に入荷分は捌けてしまって」と。残念!代わりに「どうしようかな~」と思っていたムック本を買って帰る。雑誌文春の1986年から2024年までに企画された時代を彩る著名人特集から文化人100人を選んで再編した人物往来。ご親族による原稿もあれば「何でこの方をこの方が?」と思う(関係は本文を読むとヘ~ってなります。例えば熊楠評は南方家のお手伝いさんだったり。昭和の作家の「とにかくファン」の次世代作家さんだったり)原稿も。猥雑だが雑誌にしかできない編集だ♪2025/06/15
say_youwa
1
偉ぶらない高ぶらないがモットー 水木しげる2025/05/12
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