ウェブらしさを考える本

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ウェブらしさを考える本

  • 著者名:大向一輝【著】/池谷瑠絵【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 丸善出版(2025/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784621053812

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内容説明

ウェブはティム・バーナーズ=リーというひとりの人物によってつくられた。それから20余年を経た現在、ウェブ以前にはなかった新しい価値観やルールが現実世界に大きな影響を与えている。メディアとして、コミュニケーション・ツールとして、ウェブは本質的にどのような特徴を持っているのか。そして、我々はそれをどのように使いこなすことができるのか。さまざまな角度から「ウェブらしさ」を考える。

目次

第一章 ウェブのある世界で
長くて短いウェブの歴史
ウェブで変わるコミュニケーション
「ソーシャル社会」のニュアンス
震災を体験したウェブサービス
システムのデザインを考える
デジタル・データはどう消える?
ウェブサイトの信頼性を担う「長続き」
第二章 ウェブとどうつきあうか
デザイン世界の大変革をめぐって
みんなで日記を書くとなぜおもしろい?
あとから見ればコミュニケーション
ツールの使い方は後から決まる
ウェブを使うためのリテラシー
第三章 ウェブはつくられたもの
「ウェブをつくった男」
CERN――ウェブ的な人々の集まり
学術コミュニケーションというモデル
キーコンセプトは「直観的」と「つながり」
「ハイパーテキスト」がヒントに
インターネットにのって
ウェブのアーキテクチャ
未知との遭遇を支える「オープン」
第四章 情報の発見と発信
検索エンジンの「役割」
グーグルの「評価」
いつでも知識を引き出せる
アテンション・エコノミー
今の検索エンジンは究極の姿か?
検索エンジンと「壁のなかの庭園」
ブログがもたらしたもの
ブログのアーキテクチャ
第五章 リアルタイムでつながる社会
プレーヤが揃って何ができる?
グーグルからフェイスブックへ
ストックとフロー、人と場
目に見えるようになった人間関係
人間の多面性をどう整理する?
拡大するソーシャルネットワーキング
二つの「集合知」
誰もが自由に編集する「ウィキ」
ウィキペディアという協働作業
バラバラの個人が生み落とす叡知
質問に答えることで増えるコンテンツ
第六章 リアルな共有体験
タイムラインという大発明
環境化する「ソーシャル」
モバイルでリアル化する追体験
動画共有から動画配信へ
安田講堂からのシンポジウム生中継
第七章 ウェブらしさのデザイン
見知らぬ人とコミュニケーションするために
アップルの企業サイト・デザイン
グーグルのデザインは「デザイン」か?
「ウィキノミクス」とワークスタイル
CiNiiのリニューアル・デザイン
組織の新しいルール「アジャイル」
「ウェブらしさ」の条件
おわりに――ウェブらしさのゆくえ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

4
初回は苦手意識が先に立ってスルーしてしまいましたが、読書メーターも立派なウェブ。日頃お世話になっているウェブは、つながりということですね。情報とのつながり、人とのつながり、社会とのつながりと考えると、いろんなニーズがあって、工夫があって、より高度で速くて多くて…と、どんどん発展していくものなんですね。開発者にはなれんけど、自分のエネルギーにできるように、ウェブ様よろしくお願いします。2015/08/31

まこ魚

2
1人の人間によって作られたウェブ。それが瞬く間に世界に浸透したのは人間の願望、欲求を満たしたからだろうとの推測のもと、その人々に受けたウェブらしさを考察していく。真新しい視点でハッとさせられることは無かったが、検索エンジンの登場の歴史(ディレクトリという検索方法では間に合わなくなって生まれた)や、当初の課題(スパム対策)、検索結果の最適化等についての話は面白かった。また現在の検索結果は複数の情報を検索者自身が精査し、まとめる必要があるが、それを自動化しようという動きがあることは初めて知った。2015/02/17

ちなみ

2
以前読んだ同ジャンルの本が比較的辛口だったのに対して、大学で勉強したキーワードも多く、どことなく“教科書”的な穏やかさと分かりやすさのある読みやすい本でした。最後のウェブと科学(論文)の方法が同じである、という答えに思わず納得。日本でのウェブ世界の集合知、もしくは集団の力の強さというものは匿名性が高いからこそなりたってるんだろうなと改めて思いました。もちろん、良くも悪くも…。匿名性と透明性そのバランスを良くしていくことが必要なんでしょうね2012/07/23

オランジーナ@

1
フェイスブックの成り立ちが知れた。2017/08/26

©うめい

1
ウェブの歴史と、ウェブの登場、そして発展がそれまでの社会の常識をどう変えたかについて解説しながら、「ウェブらしさとは何か」について考えていく本。文章が明快で非常に読みやすい。私個人はウェブデザインの経験があるので、最後の方のデザインの話はなるほどと唸るところもあった。2014/11/09

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