結論それなの、愛

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結論それなの、愛

  • 著者名:一木けい【著】
  • 価格 ¥1,925(本体¥1,750)
  • 新潮社(2025/02発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103514435

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内容説明

バンコクの高級アパートで暮らすマリは、コロナ禍で出張先から帰ってこられない夫と別居生活を送っている。日本にいた母の葬儀にも参加できず、孤独なマリに声を掛けたのは、テオというタイ人青年だった。寄り添い、理解しようと向き合ってくれるテオに、マリは心惹かれるようになる。魂が震える最高純度の恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

169
一木 けいは、新作中心に読んでいる作家です。 商社マンは、離婚しやすいと聞きますが、暇を持て余している駐妻の前に、魅力的なタイ人男性が現れると恋に落ちるのは、必然かも知れません https://www.shinchosha.co.jp/book/351443/ 【読メエロ部】2025/04/18

いつでも母さん

139
たしかバンコクにお住まいの一木さんだから現地の空気がとても伝わってくる(行ったことないけれど)それ以上に彼女たちの飢え、渇き、熱・・肌感覚で迫ってきた。私の知らない世界・・連作短編3話。ラストの『パ!』が印象に残った。一木さんの作品はどれもタイトルが好み。掬ったと思った私の掌からこぼれ落ちる言葉たちが愛しい。この感性に出会いたくて私は次も読むに決まってる。2025/03/15

おしゃべりメガネ

99
う~ん、R18文学賞作家の一木さんらしいといえばらしい作品かなと。タイはバンコクに滞在する駐在妻達の話。一木さんが書くのでもちろんセクシャルな雰囲気はありますが、本作はきっと作者さんがただひたすら書きたいコトを書き、読む側のコトはあまり考えずに勢いみたいなモノで書いたのかなと感じます。個人的には最初から最後まで、ただひたすら駐妻のライフスタイルを読まされただけにしか思えず、読んでいても全然アタマ&キモチに入ってきませんでした。一木さん、どうしちゃったのかな。タイトルからはかなり期待しただけにちょっと残念。2025/04/02

ゆみねこ

85
一度も訪れた経験はないのに、熱気と湿度の高さと人々の喧騒が立ち昇るような感覚がした。タイ・バンコクの駐在員の妻たち、異国の地で夫とは心が通わず、現地の若い男や女性専用風俗に溺れてゆく。私の知らない世界を垣間見る読書。2025/03/20

ごみごみ

47
バンコクに住む駐在妻たち。夫と通じ合えない孤独や虚無感を、現地の男性との交流で埋めていく。3話の連作短編。どうにもならない感情や衝動に掻き立てられる気持ちは分からなくもないが・・まあ結局、不倫とか売春とか、理由はどうあれ共感出来る人がいなかった。2025/04/20

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