内容説明
バンコクの高級アパートで暮らすマリは、コロナ禍で出張先から帰ってこられない夫と別居生活を送っている。日本にいた母の葬儀にも参加できず、孤独なマリに声を掛けたのは、テオというタイ人青年だった。寄り添い、理解しようと向き合ってくれるテオに、マリは心惹かれるようになる。魂が震える最高純度の恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
206
一木 けいは、新作中心に読んでいる作家です。 商社マンは、離婚しやすいと聞きますが、暇を持て余している駐妻の前に、魅力的なタイ人男性が現れると恋に落ちるのは、必然かも知れません https://www.shinchosha.co.jp/book/351443/ 【読メエロ部】2025/04/18
さてさて
173
『女癖男癖酒癖借金癖。二股三股性病。親との関係。子育て。自分の弱さ醜さ。変わるどころかむしろもともとあった問題が顕在化する』。異国・タイの地で『駐在員』の妻として日常を送る『駐妻』たちが描かれたこの作品。そこには当地で9年間も暮らされた一木さんだからこそ描けるリアルな日常が描かれていました。国外における”コロナ禍”の描写が貴重なこの作品。異国情緒に包まれた描写に独特な雰囲気感が漂うこの作品。『駐妻』のリアル、これ本当? ー。そんな驚きと共に、これまで知らなかった世界の一端を垣間見ることのできた作品でした。2026/09/09
いつでも母さん
152
たしかバンコクにお住まいの一木さんだから現地の空気がとても伝わってくる(行ったことないけれど)それ以上に彼女たちの飢え、渇き、熱・・肌感覚で迫ってきた。私の知らない世界・・連作短編3話。ラストの『パ!』が印象に残った。一木さんの作品はどれもタイトルが好み。掬ったと思った私の掌からこぼれ落ちる言葉たちが愛しい。この感性に出会いたくて私は次も読むに決まってる。2025/03/15
モルク
127
海外駐在によって夫との絆を深める場合と逆に修復不能となってしまうことも多いという。タイ、バンコクの日本人駐在員妻たちと、タイ人を夫に持つ日本人女性の物語。満たされない心を現地で夫以外の人と恋愛することによって癒す。タイの気候風土が女たちを奔放にするのか。ここに出てきた女たちに共感は覚えないが第一話の「菜食週間」のマリの結末を最終話で知る。すべてを捨てて…そのいさぎよさがあっぱれ!2025/10/22
おしゃべりメガネ
112
う~ん、R18文学賞作家の一木さんらしいといえばらしい作品かなと。タイはバンコクに滞在する駐在妻達の話。一木さんが書くのでもちろんセクシャルな雰囲気はありますが、本作はきっと作者さんがただひたすら書きたいコトを書き、読む側のコトはあまり考えずに勢いみたいなモノで書いたのかなと感じます。個人的には最初から最後まで、ただひたすら駐妻のライフスタイルを読まされただけにしか思えず、読んでいても全然アタマ&キモチに入ってきませんでした。一木さん、どうしちゃったのかな。タイトルからはかなり期待しただけにちょっと残念。2025/04/02
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