内容説明
「どうか一人でも多くの学生がルベーグ積分の理解をあきらめずに済むように」との願いを込めて執筆された著者渾身の一冊。抽象度の高いルベーグ積分の「完成された理論を展開」するのではなく、理論を「抽象化していく過程を追跡」する記述方針によって、読者とともに歩み、深い理解にいたることを目標とした。
目次
第1部 ルベーグ測度(ルベーグ積分の基本発想;ルベーグ外測度;ルベーグ可測集合;ボレル集合族)
第2部 可測関数(単関数;可測関数;可測関数の連続性)
第3部 ルベーグ積分(ルベーグ積分;関数列の積分;微分と積分の関係;ルベーグ重積分)
第4部 抽象的な測度空間(測度空間;加法的集合関数のルベーグ分解;直積測度)
第5部 ルベーグ積分の応用(Lp空間とL∞空間;フーリエ変換)
著者等紹介
〓橋秀慈[タカハシシュウジ]
1962年青森県に生まれる。1987年北海道大学理学部数学科卒業。1992年東京電機大学理工学部助手。現在、東京電機大学理工学部准教授。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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