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内容説明
パワハラ、職場うつ、過労死などが取りざたされる中でも、人は過酷な労働をやめられない。私たちの暮らしが楽になる日はやってくるのか? マルクスの著作を読み解きながら、資本主義システムの核心に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
60
著者は、MEGA(新マルクス・エンゲルス全集)日本編集委員。これまでも『資本論』について、またマルクス自身の思想について、詳細な解説書を書いている。本書はそうした研究に立脚して、「賃労働と資本」について詳しく書いてある。文庫で200ページあまりの中に、濃密に書き込まれる。根底に流れているのは、「なぜ、私たちは過酷な労働を自ら進んでおこなおうとするのか、これを可能にしているものはなんなのか」という問いである。この問いに対して、『資本論』の論理や概念を縦横に使うことで、原理的な解明に向けて答えようとしている。2025/07/30
田沼とのも
21
タイトルは衝撃的であり、かつ多くの人が一度は思ったことがありそう。ただしその答えは安易には出てこないし、中身はがっつりとマルクスの「資本論」の入門書。入門書らしく噛み砕いてあるが、それでもかなり難解。剰余価値とか抽象的人間労働とか、言葉の定義だけでも右往左往してしまう。賃労働に駆り立てられてる現代人は、奴隷労働よりも強度の高い、しかも疎外された労働に嵌め込まれるという運命の構造に震える。引きこもり無職やfire民は、賃労働を回避するという意味では人間性回復のために合理的な選択をしているのかもしれない。2025/12/22
Ex libris 毒餃子
15
日本MEGA編集委員である作者がマルクスの著作の中でも『賃労働と資本』にフューチャーした本。わかりやすく書いてあるし、マルクスの賃労働理論はわかりやすい方なので、全般的にわかりやすい。白井はイデオロギーよりだし、幸平はコモンよりなので、面白いけれどもマルクス初心者向きではない。MEGA(マルクスエンゲルス全集)編集委員のテキスト読解力は伊達じゃないと感じさせる構成。マルクスにチャレンジするなら佐々木からな気がします。2025/03/23
月をみるもの
11
“私たちはもう一度問うてみるべきだろう。「なぜ、私たちは過酷な労働を自ら進んでおこなおうとするのか、これを可能にしているものはなんなのか」と” 2025/07/12
きゃべ
2
若くして、「物象化論」を故・廣松渡さんの認識主義から解放し、慣習化した行為による発生だと詳述した作品。物象化や物質代謝(生態系保全)やアソシエーションの視点が取り込まれています。 マルクス学者、特に資本論の解説で、世界レベルにあるのは、「脱成長コミュニズム」視座の斎藤幸平さん、「資本による形式的包摂から実質的包摂」視座の白井聡さん、そして「物象化」の佐々木隆治さんの3人だと思います。2025/02/12
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