ラスト1行でわかる名作300選

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ラスト1行でわかる名作300選

  • 著者名:斎藤美奈子【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 中央公論新社(2025/01発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120058813

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内容説明

この1行が、人生の教養になる。

死ぬまでに読みたい本が多すぎるから――
1作1ページで解説!
意外すぎる文豪たちのラスト1行を見よ。

森鴎外『雁』は読者に八つ当たり!?
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の否めない唐突感
樋口一葉『たけくらべ』の胸キュンラスト
カミュ『異邦人』は自己承認欲求が爆発?
福沢諭吉『学問のすゝめ』は人間関係に悩む若者に……
橋本治『桃尻娘』はJKのひそやかな自立宣言だ

オチを知ったくらいで名作の魅力は減じない。
文豪のセンスをエンディングから学ぼう!
読売新聞人気連載「名作うしろ読み」に書き下ろし26篇を増補した決定版。
(日本の小説152篇、海外の小説96篇、ノンフィクション52篇)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

110
流石に斎藤さん、面白いことを考えるなあ。各ページ毎に、最後の一行、著者・作品名、あらすじ・解説が収録される。オシリの一行だけから題名を推理しながら読むが、殆んど正解できない。冒頭文ならもっと正答率は上がるのに…。上流社会を描く「細雪」の最後が「下痢はとうとうその日も止まらず、汽車に乗ってからもまだ続いていた。」だったとは…。斎藤さん「やっぱ谷崎変態だわ」。既読本も未読本も、斎藤さんの解説が面白くて十分楽しめる。ユニークな企画だが、あとがきの「「着地がみごと決まって拍手喝采」な作品はむしろ少ない」が結論か。2025/04/05

明るい表通りで🎶

57
古典、日本、世界、ノンフィクションなどなど名作300選のラスト一行を解説する文芸批評家の斎藤美奈子さんの著作。過去自分が読んだ本も、まだ読んでない本も、いろいろ。読んだ本も、ラスト一行の記憶も無いものばかり。改めて知る新鮮さ。また、読み直したくなったり、新たに読みたくなった。歴史に耐えうる名作ばかり。2025/06/07

メタボン

25
☆☆☆★ まず驚くのはここで紹介されている本を筆者はすべて読んでいるということ。ラストの一文が印象に残る本はやはり良い。また積読本が増えてしまった。2025/07/13

くさてる

24
明治の「浮雲」から平成の「失楽園」、「ハムレット」から「マディソン郡の橋」、ノンフィクションまで、過去の名作をラストの1行を引用し、解説した一冊。作品のあらすじや概要が読みやすくまとまっていて、ブックガイドとして面白かった。けど、著者によるツッコミというかサゲというか、毒舌的ユーモアを狙ったであろう落ちの一言に古さを感じました。あー、こういうまぜっかえしが鋭いとか面白いとか思ってた時期があったよなー……という感じ。作品紹介自体は良かったんですけど……2025/04/08

ふう

22
抜群の面白さ。斉藤さんならではの鋭い舌鋒を楽しみつつ、読みたい本が次々増えていく。かと思えば読みたかった本が候補から抜けることも。300冊のチョイスがまた絶妙。2025/05/08

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