宝島社文庫<br> 図書館に火をつけたら

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宝島社文庫
図書館に火をつけたら

  • 著者名:貴戸湊太【著】/Minoru【イラスト】
  • 価格 ¥840(本体¥764)
  • 宝島社(2025/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299064264

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内容説明

市立図書館で大規模火災が起き、焼け跡から死体が発見された。
焼死と思われたその死体の頭部には何者かに殴られた痕があり、火災と同時に殺人事件が起きていたことが発覚する。
さらに、発見場所である地下書庫は事件時、密室状態にあったという。
炎に包まれた密室は、誰がどうやって作り出したのか。
刑事・瀬沼は真相を探るなかで、図書館に救われた自身の小学生時代を辿ることに――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

95
現実に図書館が火事になったニュースや記事って聞いたことは無いなって思いながらも、図書館を日々利用しお世話になってる身としてはドキッとするタイトル。市立図書館の地下書庫で火災が発生し、焼け跡から死体が発生される。地下書庫は事件時、密室状態にあったという。小学校時代に不登校で図書館に通うことで救ってもらった3人、刑事になっていて捜査にあたる貴博、司書になっていた穂乃果、小説家志望の麟太郎は容疑者と疑われ再び再会することとなる。後半は所員を集めて犯人と密室のトリックの謎解き。そして3人の関係性は…↓2025/10/30

オセロ

58
めちゃくちゃ面白かった〜! 図書館の放火事件、それによって起きた密室殺人事件。被害者の身元は不明、果たして犯人の動機はー?謎が謎を呼ぶ展開とはまさにこのことで、事件の真相も割と本格的。そして何より学校の代わりに図書館が居場所だった少年少女たちの時間を越えた友情が熱い。興味のある方は是非読んでほしいですね。2025/02/16

こゆ

56
初読みの作家さん。図書館で大規模火災が発生、その地下倉庫からは身元不明の遺体が発見されるー。水没した蔵書の復旧方法は興味深いけど、司書さんが読んだら気絶しそうな状況💦消去法で犯人当てが行われる正統派だが、少し納得いかない部分も。穂乃果を除外した際に「手持ちの刃物を使わないはずがない」を理由にしていたけど、そうとは限らないのでは。結局物証も特にないし、真犯人はまだ言い逃れの余地ありに思えた。ミステリ部分は刺さらなかったけど、子ども時代、図書館が長期休みの居場所だった私にはノスタルジーを感じて共感した。→2025/05/11

坂城 弥生

46
図書館での大規模火災。そして焼け跡からの遺体発見。 図書館を居場所にしていた小学生3人が大人になってそれぞれの立場でこの火災に関わっている。2025/02/17

mihya

44
図書館で火災が起き、密室状態の焼け跡から他殺体が発見される。 正直、トリックはいまひとつ。犯人当てのシーンはちょっとひく。舞台設定、狙いすぎだし、理由、弱すぎないか?ただ背景が図書館ってのでリードされた感じがする。読書好きにはむっちゃ強い吸引力。 司書の作業や乾燥の話は面白いし、宣言があるのを初めて知った。興味深かった。2025/03/27

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