内容説明
江戸表の水戸藩邸で何やら不穏な動きありとの報せを受けた御刀番頭の黒木兵庫は、国許を発ち一路江戸に向かった。水戸藩主斉脩の庶子・京之介とその母・お眉の方が暮らす向島の下屋敷に、時の老中水野忠成の懐刀・土方縫殿助が訪ねてきたという。土方は将軍家斉の娘・峰姫を斉脩の正室に輿入れさせた黒幕。しかも峰姫は七年前に裏柳生を使嗾して、当時虎松と名乗っていた京之介を亡き者にせんと企てた過去があった。土方の狙いは一体何なのか、峰姫はこの一件に関与しているのか!? 待望の書き下ろし新シリーズ第1弾!
感想・レビュー
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やま
47
一子相伝の無双流の遣いて黒木兵庫は、常陸国三十五万石、御三家水戸徳川家で納戸方御刀番頭を務めている。水戸徳川家に降りかかる禍を取り払うために愛刀の同田貫を使う。字が大きく、勧善懲悪で、伊賀忍者が出てきます。私にとっては、読みやすく、楽しい本でした。シリーズ2作目。2025.01発行。字の大きさは…大。2025.08.25~27読了。★★★☆☆ 図書館から借りてくる2025.08.242025/08/27
好奇心
1
水戸藩御刀番頭・黒木兵庫が藩にふりかかる事件を解決する、登場する人物は実在の徳川斉脩・正室峰姫 水戸藩を事件に陥れようとした、沼津藩主老中 水野忠成 その家老 土方縫殿助 舞台となった、東大農学部のある、中屋敷 今の小石川後楽園の上屋敷 今の隅田公園の下屋敷 今でもそのまま使われている町名等 江戸の中を楽しませて貰った、黒木兵庫どれくらい強かったのかな!!?2025/05/30
ekoeko
1
御刀番頭の黒木兵庫が水戸藩邸の不穏な動きを阻止する3編。2025/04/16
goodchoice
0
久しぶりの黒木兵庫。しっかりと楽しめた。2025/03/23