内容説明
深川漁師町にある小料理屋「しののめ」の息子・雄太。母のあきは女手一つで育ててくれており、雄太は十七歳になった頃から仕入れなどをして店を手伝っていた。そんなある日、常連であった同心の高柳新之助から己の御用聞きの手先にならないかと誘われる。雄太の父は、新之助の亡き父で、新之助は腹違いの兄だったと告白され、信頼できる手下が欲しいというのだ。漠然としていた将来が雄太の中で見えてくる。雄太は誘いを受け、父の遺した鼻捻棒を手に、深川の平和のため駆ける! 新たな爽快時代小説、誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いざなぎのみこと
12
「奥州狼狩奉行始末」の作者による江戸の捕物を描いた時代小説。ある藩士の隠し子として生まれた雄太は腕っぷしを買われて捕物の役目を手伝うことに。異母兄弟の新之助と共に治安を守るため、奮闘する。かつての友も仲間に加え、深川の街を駆け巡るうち、父親の死の謎、事件の裏に隠された共通点が見え隠れしてくるー。前作でもそうでしたが、街並みや人物の心情が丁寧に描写されていて、すらすらと読み進められます。池波さんや藤沢さんの作品と同じように、気持ち良く読める時代小説ですね。続きにも期待したいです。2026/01/20
鷹ぼん
6
初読み作家さん。そして完全なる「表紙買い」。こういうタッチの表紙に弱い。序章を含めた4つの章は、それぞれ程よいボリューム。序章では兄が同心、腹違いの弟・雄太が御用聞きの手下になるまでの顛末。後の三つの章では事件の数々。雄太は友人の協力を仰ぎながら活躍する。まあ、それだけなら各章完結の「捕物控」なんだが、「貝の毒で死んだ」という雄太の父親の死につながる「何か」を感じさせる下りが、各章に嵌め込まれていて、これがいずれはメーンの題材として兄弟を翻弄するんだろうねぇと、簡単に予想できる親切設計がいいねぇ(笑)。2025/08/18
こまそらねこ
2
シリーズとして読むにはいいかも。一冊しか出ていないのでちょっと物足りない。青春トリオ+ガール。捕まった人たちに対しては一切お情けなし。2025/03/08
tomoka
1
雄太、三吉、茂二みんないい子たち。彼らの成長を見届けたいので次巻を読みます。2026/01/01
鈴木正大
1
18歳の雄太は北町奉行所定廻り同心高柳新之助の勧めで目明かし勝次郎の手先になる。雄太の仲間の船頭三吉、作家志望の読書家茂二も巻き込み正義の為に働き始める。2025/12/22
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