内容説明
優秀な神力を持つ聖女候補アリアセラ。
ある日呼び出しを受けるとそこには王太子ジークフリードがいて――
「俺の婚約者になってもらえないだろうか」
「無理です」
何を隠そう彼は『薄い聖典(ほん)』で妄想のネタにしているその人で!?
国の危機を救うための政略婚約だと言われ承諾するが、なぜかジークの求愛は止まらず……結婚はしないって約束ですよね!?
【電子限定特典付き】
書き下ろしSS『秘すれば花の知らぬが花で』収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ことり
5
王太子ジークフリードをネタに創作活動をしている聖女候補のアリアセラ。しかし、ある日突然、聖術の使い手の協力を求めて神殿にジークフリード本人がやってきて……。/推しとファンものでありつつ、創作ネタに溢れたラブコメディ。一度でも創作活動をした人なら、アリアの装丁に対するわくわくも、「止めて!」の気持ちも良く分かるかも。ルビがそのまま、うすいほん……。王子の言葉はただの気遣いかと思いきや本当だった。私も『ジークフリード戦記』読みたいな。2025/01/15
りんりん
3
★★✩2025/05/04
あさい
1
ナマモノ同人誌で世界が救われる話。本尊に自分が書いた同人誌を読まれた時点でメンタルがぐちゃぐちゃになりそうなところを、更に本尊の前でナマモノ同人誌の朗読をさせられたりといった羞恥プレイまであって笑ってしまうな……。とはいえ、ネタにされている本尊側としてはそれを悪く思っていないし、よくある『ヒーローとヒロインの恋物語を勝手に詩にする吟遊詩人たち』的な感じのナマモノ同人誌なのでまだ良かったかも。徐々に二人が恋愛感情を育んでいくのも可愛かったが、装丁悩んだり朗読で死んだりヒロインがちょいちょいオタクで笑う。2025/04/19
榛名
1
かなりラブコメディたっちで楽しかったです。推しに対して尊すぎて、妄想に花を開いているヒロインが楽しくて笑いました。薄い聖典(ほん)を(推しの本)出しているヒロインが微笑ましい内容は結構シリアスな面もあって、読みごたえがかなりあり、微笑ましくなりました。2025/01/19