内容説明
クーデターにより一族を惨殺された帝国の元皇子ヘンリック。
そんな彼に、二十二歳で病死した日本人宮籐稔侍の魂が憑依した。
ヘンリックの記憶を受け継いだ稔侍は、現皇帝への復讐を誓う。
「どんな手を使ってでも、必ず帝国を奪還してやる!」
折よくも隣の弱小国へ婿入りすることになった彼は、現代知識で新産業を打ち出し、国の財政難を解決。
更には精鋭揃いの私兵隊を超育成して、腐敗する無能貴族を手ゴマに大出世する!
冷徹皇子による内政無双x復讐譚。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
クーデターにより一族を惨殺されてしまった帝国の元皇子ヘンリック。そんな彼に22歳で病死した日本人宮籐稔侍の魂が憑依して、現皇帝への復讐を誓う復讐譚。折よくも小さな大公国へ婿入りすることになり、現代知識で新産業を打ち出し、国の財政難を解決しながら富国強兵を進めるヘンリック。そこに難癖をつけてきた隣国・王国の侵攻に立ち向かう展開で、国力の差もあって苦しい戦いを強いられるものの、それでも諦めず周囲の信頼を得ていく彼のことを知っていった婚約者アルシアナの協力も得て、勝ち取ってみせたその結末はなかなか良かったです。2025/01/31
わたー
23
【HJ文庫公式レビュワープログラム】★★★★☆面白かった。クーデターによって一族根絶やしにされ、飼い殺しされていた先帝の息子であるヘンリック。政略結婚のために大公国へ婿入り途中の彼の身体に、日本人、宮藤稔侍の精神が憑依したことから始まる、小国からの成り上がり戦記ファンタジー。その生い立ちから冷徹にならざるを得なかった皇子の精神性と現代日本人としての普通の感性が混ざり合ったことで、読者側としてはただのツンデレにしか見えないという主人公のキャラクタ性が、読んでいて心地よかった。2025/02/14
こも 旧柏バカ一代
20
冷徹になるだけの土壌がある幼少期。公国の婿として国外に送られるが実権を握って帝国を潰そうとするも、国はまだまだ弱小。2025/02/02
しぇん
18
病気で早生した主人公がクーデターで国を奪われていた帝国の皇子に憑依?する話。憑依元が優秀だったからか、中々うまくいっていく展開でしたが、最後らへんに落し穴に落ちてしまいましたが、何とか挽回と。この手のタイプの口が憑依元に依存するのは何故なのか?とか思いつつも結構面白かったです。2025/02/08
彩灯尋
18
まず冷徹皇子の異名と見た目が本当にもう好きすぎる要素しかない。人々が生きていくうえでの問題点を、未来を見据えているかのような頭脳で解決していくのが格好良い。さらにクールで言葉足らずで感情が薄い主人公の裏にある、他者への優しさや思いやりにきゅん。クール頭脳派が好きな人にはぜひお勧めしたい作品。私は好き。【レビュアープログラム参加作品】2025/02/06
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