内容説明
思ったことははっきりと口にする南部と、開けっぴろげな言動は恥とされる北部。
そんな南部と北部の融和を目的とした、王命による婚姻。
南部・サウス公爵家の次女・リリエッタは、北部・ブリーデン公爵家の若き当主に嫁ぐことになった。
しかし夫となったクリフは、結婚式で妻を置き去りにするし、初夜を堂々とボイコットする。
話しても言葉の通じない夫を、妻は衆人環視のもとわからせることにした。
ざまぁからはじまったふたりのその後はどうなっていくのか――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
9
作家さん買い。この作品では男性側が何とか土壇場で踏み止まり、救済されました。従順な生徒に収まったからですが。武に秀でた男性ですが中身はやけに素直で純朴な男子であったのが幸いでした。いたるところで天然が勝利していたのも楽しめました。隣国に訪問してすぐに素質ある女性を感化して迫力の女王様に生まれ変わらせたくだりは、あっという間過ぎて味わう暇もなかった程です。再登場もなかったし。ついでにしてはデカすぎる内容。食中花のあたりとか、実は良い組み合わせの夫婦と分かって良かったです。2025/02/10
daotim1984
2
帯に偽りなし。王命で嫁いだ令嬢と領主との夫婦生活は、夫から冷遇されるところから始まった。これをどのように挽回していくのかと思ったら、数ページで大逆転、そこからは夫育成物語が始まる。「王命の意味わかってます?」ぐらいの展開がもう何回かあると期待していた部分はあるが、すっきり読める作品でした。2025/04/30
NeiGe
2
細部で「ん?」と思う箇所やスッキリしない所もあったものの、つよつよ女子たちがダメ男を躾けるのは面白かったし、食中花束事件と渾身の罵声が玩具にされてるシーンは笑った。2025/02/03
蒼
1
kindle2025/01/12