内容説明
2010年イギリス総選挙は、36年ぶりのハングパーラメントをもたらし、戦後初の連立政権を誕生させた。近年のイギリス政治は変容しつつあるのだろうか。主要政党や政治思想、政治家、有権者の観点から、イギリス政治の変容と現在について独自の視点で読み解く。
目次
序章 現代イギリス政治の変容とその理論
第1章 自由民主党の変容と現在―キャメロン保守党との連立から読み解く
第2章 保守党の変容と現在―キャメロン党首の保守主義と政権奪回戦略
第3章 労働党の変容と現在―ポスト・ニューレーバーの党内状況について
第4章 小選挙区制はなぜ生き残ったのか―二〇一一年国民投票結果とその意味
第5章 イギリス政党政治の変容とセレブリティ・ポリティクス
第6章 イギリス保守主義の現在・過去・未来
著者等紹介
渡辺容一郎[ワタナベヨウイチロウ]
1967年2月神奈川県小田原市生まれ。1989年日本大学法学部政治経済学科卒業。1991年日本大学大学院法学研究科博士前期課程政治学専攻修了(政治学修士)。1995年日本大学大学院法学研究科博士後期課程政治学専攻退学。2003年日本大学法学部専任講師。2013年現在、日本大学法学部教授(担当科目、ヨーロッパ政治論、政治学ほか)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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