内容説明
人生の黄昏を希望に変える温もり溢れる一冊。
人生は十人十色。悩みや悲しみ、後悔、生きづらさを抱え、傷つきながら進んでいく人々の姿の中に、希望と勇気を見いだす連作短編集。
中高年の劇団をモチーフに、その団員と周囲の人々の生き様を描く。
第一幕 ひろった光---同級生がいじめにより自殺。その事実に傷つきもがく少女が出逢う、隣部屋の老優。その奇妙な行動の果てには。
第二幕 金の水に泳ぐ---真面目に頑張って生きてきた40代独身女性。リストラと婚活に戸惑いながら、人生と自分を見つめ直して得た答えは。
第三幕 ゴールデンガールズ---定年後の男性。自分がかつてパワハラ、セクハラをしていた女性に偶然出逢うが……。痛快なラスト。
第四幕 なつかしい夕映え---老人の家を訪れる二人の若い男。その正体は一体?そして、珠玉の思い出とは。
第五幕 黄金色の名前---かつて女性の誰もが抱いていたつらさと葛藤を、女性ならではの目線で描ききる。
幕間 登場人物達が織りなす、出会いと絆。
終幕 ゴールド・ライト 老優の心に去来する悔恨に満ちた人生。そして戻らない深い愛。それでも生ききる強さ。
読後、生きること、歳を重ねることに前向きになれる作品です。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『ゴールドサンセット』の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
人生十色、生きづらさを抱え悩み傷つきながら、それぞれ見出す小さな希望を丁寧に描く連作短編集。同級生がいじめで自殺したことにショックを受ける少女が出った老人、解雇された40代独身女性の求職と婚活、定年男性が偶然再会した女性との因縁、老人の家を訪れる二人のマイノリティの生きづらさ、かつて女性の誰もが抱いていたつらさと葛藤、老人の心に去来する悔恨に満ちた人生。リア王を演じる素人劇団に関わる人々で繋がる巧みな構成の中に垣間見える想いがあって、自分はきちんと向き合えているのか、はっとさせれられる話が多かったですね。2025/02/12
スミレ
15
ドラマ化されたので読みました。 劇団を共通項にした5つのお話。 登場人物たちはそれぞれ悩みや生きづらさを抱えている。 幕間で繋がり、迎える終幕は圧巻。 老俳優は自分自身を重ね合わせ、全身全霊をかけてリア王を演じる。 とても素敵なラストでした。2025/03/24
たっきー
12
前に著者の別の作品を読み、他の作品も読みたいと思い手にした。連作短編集。あまり読んでいて集中できず。カバー裏の「読後には"いきること""老いること"が愛おしく感じられる」のコメントは大げさすぎる。2025/03/26
はなちゃん
6
とても良かった!辛くとも生きている間は自分を生き抜く、いろいろな立場の人達が、やはり1人では生きられないこの世の中でお互い触れ合い支え合い…演劇を通して描かれ、とても素直に気持ちに入ってきた。オススメしたい1冊。2025/01/30
安土留之
1
高齢者の劇団に参加する男性、同級生が自殺したことにショックを受ける女子生徒、失業して婚活をする女性などを描いた連作集。シェイクスピア劇ということを縦糸に物語が進むが、ちょっとプロットが作り込みすぎであまり感情移入できなかった。2025/10/12
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