出版社内容情報
力(N)の単位は質量(kg)×加速度(m/s^2)だからkgm/s^2です。エネルギー(J)は力(N)×距離(m)だからkgm^2/s^2となります。
このように「単位を見れば公式がわかり」ます。またその逆で、「公式を見ればその単位もわかり」ます。7つのSI 基本単位を元にあらゆるものが組立単位で表現でき、そしてその単位を元に、世界の理である公式が導かれています。本書では、読者自ら「単位から公式を導き」「公式から単位を知り」ます。難しくはありません。たとえば、地球の質量と半径からg(ジー)を算出したり、地球からの脱出速度を計算したり、世界一有名な数式「E=mc^2」を単位の視点から導いてみたりします。簡単な計算によって、世界の理を導出してみてください。
内容説明
自然の摂理を(人間の言葉に)翻訳したのが公式、自然の世界を測るための道具が単位。単位と公式は世界の在り方を識る道標。単位と公式を通して世界の理を垣間みよう!
目次
第1章 世界を測定し理解する方法―単位と公式
第2章 地球の周囲は“ちょうど”4万km―時間、空間、運動
第3章 単位を駆使して公式を導こう―質量、力、エネルギー
第4章 低いドは何ヘルツ―振動、波動、音、光
第5章 苦手な電気磁気を単位で攻略する―電気、磁気、電磁気
第6章 物質の性質の単位と法則―物質量、温度、圧力、エネルギー量
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
1956年生まれ。1978年、京都大学理学部卒業。1983年、同大学大学院(宇宙物理学専攻)を修了。大阪教育大学名誉教授。理学博士。専門は相対論的宇宙流体力学、とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット現象。学部生・院生時代は加藤正二に師事。熱心なSF、アニメファンとしても有名で、SFアニメやSF小説のアイデアを天文学の立場から考察した著書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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