内容説明
人気シリーズ最終章
最凶最悪の怨霊が拝み屋を襲う!
どくどくと脈を搏つ臓物の緩慢な動きが、皮膚にはっきりと伝わり――「あの世のはらわた」より
東北の拝み屋・郷内心瞳の大人気シリーズ〈拝み屋備忘録〉
10作目にして圧巻の最終章。
拝み屋の師匠筋に当たる人物から頼まれた仕事は、15年前に〈家を見てもらいたい〉という依頼を受けた家族の元への再訪――「人魂と墓場の家」から始まった怪異の経過は本書随所に張り巡らされ、恐るべき結末「都内三日目 あの世のはらわた」へと続く。
他、BBQ中に身に降りかかる不可思議な出来事「鮮度が大事」、歌舞伎町で突然祖母の声がして振り向いた途端に起きた怪事「すんでのところ」、中古の戸建てに隠されていた間取りの謎と恐怖「秘間」など自らの元に集まった怪異を綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
60
シリーズ最終巻。個人的には著者自身が主人公となる除霊のパートは微妙に感じているのだが(何となく寺生まれのTさんシリーズ思い出して)、それもこれで見納めかと思うと寂しさを感じるなあ。あと著者にしては滅多にない前書きを読んでいるとドキッとしたのだが、擱筆するのではない事がわかり一安心。実話怪談のパートは安定した作品が集まっており一気に読む。祖母の声によって事故を逃れたとか割と古典的な作風も含まれているが。あ、あと事故現場の解釈については少々不快な所もあるけど。遺族見た事あるので、あそこはどうも付いていけない。2025/01/22
眠る山猫屋
58
備忘録最終巻ということですが。何を読んでいるんだろう???祓い屋の伝記?怪奇作家の自省録?時折姿を現すゾッとするエピソードもあるが、概ね“祓い屋東京出張三日間の珍道中”みたいな・・・。と、思わせておいて最後にドカンとブッこんでくる辺り、この人の作家としての巧みさなんだよなぁ。東京での最後の夜、この巻のメインエピソードである似鳥家の家祓いも(肩すかし的に)あっさり終わってしまった後に待ち受けるタイトル回収。この悪霊怖っ!!ってなる。ジェームズ・ワンのホラー映画みたいな陰湿さだったよ・・・。流石。2025/03/01
星々
25
Kindle unlimited にて。拝み屋備忘録シリーズ最終巻。このシリーズはメインのストーリーがありつつ、短編が間にたくさん入るので飽きずに楽しめる。 山間のペンションでのバーベキュー「鮮度が大事」 高校時代の合宿所での恐ろしい体験「彼岸花」 般若の面を被った女に取り憑かれた「救い主」 そしてなんといってもタイトルの郷内さん体験談。最後あんなに怖くなるなんて…。そして新たな怪異も後のお楽しみということで新シリーズ待ってます。2025/10/03
☆Ruy
24
新年そうそう怪談ってどうなの?と思ったけど。この先生の作品ってジワジワ怖い。これは短篇で人から聞いた怪異がメイン。シリーズ10作目で最終章。全部読んでみたくなりました。 角川ホラーの花嫁さんが早死にする話とかも怖かったけど、こちらの短篇もなかなか怖い。2025/01/05
うさっち
13
シリーズ最終巻。終わる理由が体調不良悪化でなくて良かったです。新キャラ「アッカちゃん」やガンダムネタなど面白いものからヒトコワな「フッコさん」にとんでもない悪霊まで。気になる終わり方だったので続きをのんびり待ちたいと思います。2025/05/15




